論説問題から考える電験2種二次試験への挑戦

皆さまお疲れさまです。

先週は試験お疲れさまでした。

2chtwitterを見るていると、電験1~3種を経験してきた身としては、それぞれの試験での盛り上がりが自分のときのことを思い出します。

電験3種をパスできた方は

  • 免状を手に入れて実務を積むのに専念したり
  • 2種への悪魔の階段を登り始めたり

電験1・2種一次試験をパスできた方は

  • 当たり前のごとく既に二次試験の勉強を再開していたり
  • 1科目不合格にして1年掛けて二次試験の準備する予定が崩れたり

人それぞれではありますが、今回は今から2種二次試験の特に論説問題をどうしようか迷っている方に向けて記事を書いてみます。

試験が終わってすぐに質問メールをいただきましたので、早いうちにと書き上げました。
ちなみに、当ブログでは電験3種の講評は『今年も』しません。
理由は単純で、プロが既に講評済みだからです笑

電験2種二次試験は一次試験と少し違う

この時期になれば既にご存知の方が大半だとは思いますが、少し説明します。

二次試験一次試験と異なり、ちょっと変わった試験制度となっています。

もう少し詳しく言うと、

  •  電力・管理では120分掛けて4問を解き
  •  機械・制御では60分掛けて2問を解きます。

問題はマークシート式ではなく記述式です。なので、まっ白な紙に自分で論理をこねくり回して、淡々と書き続ける試験となります。

ということで、

  1. 時間配分
  2. 本番の問題用紙

に慣れる必要が出てきます。この辺りのことは過去記事をご覧下さい。

電験1種と電験2種の二次試験では、試験時間の使い方が勝敗の分かれ目と言っても過言ではありません。ですので、過去問対策と並行して、試験時間内に起きるあらゆる場合を想定しておく必要があります。今回は私の戦略について紹介します。
電験1種と電験2種の二次試験準備では、過去問を解く以外にもやっておくことがあります。試験本番を如何に当たり前のように迎えるかについては色々な方法がありますが、解答用紙が使い慣れているということは他の受験者に対して大きなアドバンテージとなります。

二次試験の勝ちパターン

電力・管理機械・制御勝ちパターンは大きく分けて3種類です。

  1. 計算問題特化型
  2. 計算問題・論説問題バランス型
  3. 論説問題特化型

機械・制御は↓のリンクから分かるように、基本的に計算問題しか出ません。

電験2種二次試験は範囲が広大であるため、勉強時間が無間に必要に感じます。9月を過ぎると二次試験まであと3ヶ月を切り、段々焦りが出てきます。今回は時間がない受験生のためにヤマを張ってみました。参考にするのは自己責任ですが、なかなか面白い結果となりました!

ということで、機械・制御では6割を取るためにパターン1になる他ありません。

①2科目で平均を超える、かつ②合計点が6割を超えるで晴れて合格となります。

問題は、論説問題も結構出てくる電力・管理です。

↓のリンクの考察から、計算問題だけに特化していても6割は取れそうではありますが、一本足打法はリスクが高いと感じる人もいると思います。というか、質問をいただいた方は恐らくそう感じたのだと思います。

電験2種二次試験は電験3種とは出題の形式も、問われる知識も次元が違います。特に電気を知らない方にとっては、論説問題の対応方法がわからないかと思います。今回は二次試験の闘い方を、計算問題に絞って書いてみました。それではどうぞ!

ということで、今回はパターン2,3を目指したい方向けの内容となります。

そもそもなぜ論説問題で勝ちたいのか?

私は電験3~1種を通して常に計算問題特化型に近かったということもあり、疑問に思って少し客観的に論説問題で攻めていける or 攻めていったほうが良いタイプを整理してみました。

そもそも知識問題が好きな方

文系に多そうという完全な偏見ですが笑、そもそも知識問題が好きという方は吸収するベースがあると思いますので、そのまま論説を攻めていっても問題ないです。

発電設備や送配電設備の保守をしている方

電力会社卸電気事業を営む会社に勤務している方に限定的ではあるものの、実務が試験問題に直結している方は論説問題に問答無用でGOです。というか羨ましすぎます。。。

電験2種で受験を終える予定の方

一瞬、『??』と思うかもしれません。コレは2つの意味で、論説問題タイプでも大丈夫では?と思っています。

1つ目は、電験2種の論説問題の難易度です。後でも説明しますが、キーワードを書けていればある程度の部分点は貰えるハズです。

『ハズ』としているのは、試験センターは加点ポイントの目安を全く公開していないので、どこまで書けば部分点を貰えるのかという程度は全く分からないからです。

そして、2種一次試験の電力9割くらい取れるようになれば、論説問題でも大体キーワードを埋めることができます。

2つ目は、電験1種の論説問題が鬼畜ということです。私が計算問題特化型だからということもあるのかもしれませんが、電験1種の論説問題はキーワードを書くことすら難しいです。皆目見当もつきません。対して、計算問題は計算量は多いこそすれ、ポイントさえ掴めばある程度解くことができます。ここには、2種で培ってきた計算力や公式などが若干ですが応用されてきます。

ということで、計算問題特化型であれば1種まである程度つぶしが利くものの、2種で受験を終えるのであれば論説問題タイプでも十分かと思います。

技術士二次試験を受ける方

技術士の特に二次試験を受験する方は、むしろ2種では論説問題を選択しておいたほうが良いです。

技術士試験全般のお話はコチラです。

技術士一次試験では電気系理系の一般教養系技術者倫理系の3種類の選択問題科目からなり、電験3種を合格しているベレルであればほとんど無勉強でも合格できます。

対して、二次試験は2段階試験です。最初は論説問題中心の筆記試験があり、それに合格すると口述試験があります。

この最初の筆記試験の問題が電験2種に通じる問題となります!

技術士二次試験は来年度(新元号元年)から試験制度が変わります!
具体的には二次試験の選択問題がなくなって、論説問題に変わるとされています。これで2種で論説問題を対策しておくと、余計にお得になってきたかと思います。

二次試験の選択科目5科目中、

  • 0401 発送配変電
  • 0402 電気応用
  • 0405 電気設備

には電験2種で出題されそうな論説問題がいくつか見受けられます。

ということで、技術士を見越して電験2種を受けている方は論説問題を対策しておくと、一石二鳥になりそうです。

パターン2:計算問題・論説問題バランス型 での攻め方

先ずは電力・管理の論説問題でも5割を取れることを目指しましょう。

私はこのタイプでした。電力・管理では計算問題で得点を稼ぎつつ、論説問題でもいくらか部分点を取って6割超えし、機械・制御で決めるという戦略です。

このタイプではキーワードを覚えることに徹底します。使う教材は以下の2つです。

前者が一次試験用で、後者が二次試験用となります。

一次試験が9割くらい解けるようになれば、二次試験の論説問題でもキーワードくらいは何となく分かるようになってくるので、まず電験二種 徹底マスター 電力で一次試験の知識の穴を埋めます。
私は『完全マスター』シリーズを使用していましたが、ここでは後継?の『徹底マスター』シリーズを挙げています。
そして、完全攻略で新制度以降に出題された論説問題のキーワードだけを押さえます。計算問題を完璧にしてそれでも時間に余裕があれば、ルーズリーフなどに自分で論説問題の解答を作成していくとベターなのですが、今から二次試験の勉強を開始してそこに到達するのは時間的に無理かと思います。ということで、キーワードにアンダーラインを引いてそれだけをさらっと覚えるに留めます。

パターン3:論説問題特化型

私の個人的な感想としては、新制度以降の計算問題を全て押さえる方が論説問題を全て押さえるよりもコスパが良いと感じています。

理由は、計算問題は(そもそも少ない)公式や考え方などを似せればそれだけで類似問題になるからです。一方で、論説問題は知識があるかないかに帰着してしまうので、類似問題≒同一問題になりがちに感じます。同一問題にするには出題年数を空けるしかなく、結果として計算問題の方が類題が出そうな印象です。

ということで、個人的には新制度以降の論説問題を完璧にしても、毎年毎年の試験問題に対応できるか微妙だと感じています。

こんな暴論で計算問題特化型に転向してしまうのもありですが笑、使えそうな参考書はあるにはあります。それはコチラです。

この参考書は典型的な論説問題を年度を問わず収録していて、古くは昭和43年の口述試験問題です。

問題の開設の前に

  • 発生原因や発生機構の概論
  • そしてその対策

という順でまとめを行い、そのあとにようやく詳解が始まります。これを分野ごとに満遍なく収録していっています。

ということで、論説問題をきちんと押さえたいのならば、この参考書を使ってはいかがでしょうか。

個人的おすすめ→2ヶ年計画への妥協

この記事で折に触れて述べていますが、個人的には計算特化型をおすすめします。と言っても、最初の1年(特にこの時期からの二次試験対策開始)は過去問を消化するので手一杯だと思います。理想としては参考書を数周回したほうが良いのですが。。。

なので、1年目は計算問題に専念して、あわよくば類似問題が出ることを祈りつつ合格を狙い、2年目では計算問題を完璧にした上で論説問題に手を出すという『論説問題滲み出し型』はいかがしょうか。きっちり得点源を確保しつつ、守備範囲を広げていく計画です。

ちなみに私の1種計画はこの方法でした。運良く2年目に突入することはありませんでしたが。

まとめ

論説問題をいかに攻略するかという記事にしようとしたつもりが、私が計算問題特化型に近いが故に偏った考えの内容となってしまいました笑

少しでも参考になるところがあれば幸いです。

あと3ヶ月弱頑張ってください!

それでは次回!

コメント

  1. たくま2000 より:

    いつも拝見させていただいております。
    平成29年度の2種二次試験が非常に厄介でして、論説問題が4問も出ましたね。この方針が今後続くようであれば、計算特化も考え直さないといけないですね…自分もどちらかというと計算特化でしたので。
    自分は平成28年に2種合格しましたが、業務上の経験から論説問題取れたのはラッキーでした。

    • ケンタ より:

      >たくま2000さん
      コメントありがとうございます!

      計算に特化した準備をしていても去年のあの状況をパスできたということは、たくま2000さんはポテンシャルが高いのではないでしょうか?
      どちらにしろ合格おめでとうございます!