電験2種の取得計画を立てる前に知っておくべきこと

皆さまお疲れ様です。

これまで、電験2種の個別の攻略方法をいくつか書いてきました。

電験2種二次試験は電験3種とは出題の形式も、問われる知識も次元が違います。特に電気を知らない方にとっては、論説問題の対応方法がわからないかと思います。今回は二次試験の闘い方を、計算問題に絞って書いてみました。それではどうぞ!
電験2種の勉強を開始して一番初めに取り掛かるであろう理論科目。この科目は一次試験4科目の中で一番キツイ科目ですので、最初から資格勉強の難所を迎えることになります。

が、これらの記事は『科目を縦に見る』という観点が薄くなっていましたので、今回はその辺りを書いていきます。

『科目を縦に見る』とは?

誰が言っているわけではなく、私だけがたった今言い始めたことです笑

縦というのは連続性のことです。例えば、理論であれば

  • 電験2種になって3種の貯金が使えるのか
  • 二次試験には一次試験理論の対策が応用できるのか

です。この辺りのことは過去記事でも少し触れましたが、今回は全科目を網羅的にみていこうかと思います。

何故このようなことが大切かと言うと、縦に見ておおよその感覚が掴めれば、月単位でどのような科目順でどの程度まで勉強していけば良いのかの目安に使えるのではないかと思うからです。何も調べずに『先ずは理論の徹底マスターを1ヶ月で消化だ!』と闇雲に取り組むのは少し待ってください。

過去の私は無計画にもこうでした笑

各科目の構成

文章で説明していくと面倒ですので、取り敢えず図を書いてみました。

図のクオリティに対するツッコミは無しでお願いします笑
縦に見るとか言いながら、図が横方向になっていますね笑

基本的に各科目が独立して、3種2種一次試験2種二次試験 と進んでいきます。そのときに、大きく分けてQ1~3の観点があるかと思います。

  • Q1:3種の貯金が使えるのか?
  • Q2:一次試験の貯金が使えるのか?
  • Q3:二次試験に使える要素があるのか?

この辺りについて書いていきます。

理論編

電験3種からの貯金が使えるのか

部分的には使えますが、殆どを新しく学び直す必要があります。計算問題の割合が増えてきますし、問題あたりの計算の量・質が格段に上がってきます。ですので、新たに1教科に取り組むくらいの心構えをしておいた方が無難です。

理論を完璧にしておけば二次試験の勉強が楽になるか

二次試験の電力・管理機械・制御には一次試験理論で新しく学ぶ公式が出てきませんので、基本的にはになりません。ただし、制限90分の一次試験理論の問題を焦らずに60分くらいで解けるようになっておけば、二次試験の計算問題を解くには十分な計算処理速度になっていると思います。

ということで、計算処理能力くらいしか二次試験に持ち越せませんので、理論は一次試験を合格できるくらいの完璧度にしておけば十分です。

電力編

電験3種からの貯金が使えるのか

一次試験の電力は計算問題がなく知識問題となりますので、貯金は結構使えます。私の経験から言うと、3種で8割取れるレベルであれば2種でもギリギリ6割の合格圏に入るくらいです。

そのため、一次試験対策は3種知識の深掘り&周辺知識の補強となり、理論ほどの時間を掛けなくても済みます。

一次試験を完璧にしておけば二次試験の勉強が楽になるか

少しは楽になります。と言いますのも、試験問題の半分近くは論説問題であり、一次試験をコンスタントに8割取れるようになっていれば、論説問題でキーワード程度は書けるようになりますので、貯金で部分点を取れるようになるからです。

しかし、残りの半分以上は2種一次試験でも3種でも勉強してこなかった計算問題となりますので、これについては新たに勉強しなければなりません。

機械編

電験3種からの貯金が使えるのか

少しは計算問題がありますが半分以上は知識問題ですので、電力編と殆ど同じです。3種の貯金が使えますので、一次試験は3種知識の深掘り&周辺知識の補強となります。

完璧にしておけば二次試験の勉強が楽になるか

二次試験は計算問題が殆どですので、一次試験で覚えた知識はあまり使えません。誘導機、同期機、変圧器の等価回路を正しく書けるようになっておくくらいが、二次試験への準備です。つまり二次試験の勉強は、二次試験専門で勉強しないといけません。

と言いながらも、3種の計算問題レベルも出てきますので、そこまで身構える必要は無いですよ!

試験勉強をしていて、疑問に思うことありますよね。特に、今取り掛かっている問題は奇問なのかどうなのかというのは、使う時間を浪費していないかということに直結し、この時期では命取りになる可能性も出てきます。今回はそんな読者の方からの疑問にお答えしました。
↑のリンクの質問2の方の話です。

法規編

電験3種からの貯金が使えるのか

使えません。理由は簡単で、2種の法規は特別高圧よりの内容が殆どで、高圧がメインの3種とは違うからです。ということで、高圧関係の覚えた語句・数字は活用できず、1から覚え直しです。

完璧にしておけば二次試験の勉強が楽になるか

楽になりません。電力・管理の方で、法規の数値がわからないと解けない問題が過去に出たことがありますが、試験制度が現行のものとなった平成7年以降に(確か)1度きりですので、法規は一次試験を突破できる程度くらいの完成度で構いません。

参考までに

私が電験2種試験に取り組んでいたときの月間スケジュールを紹介しておきます。

自身の勉強方法が自分に合っているのか、という疑問は資格勉強中ずっと付きまとうことかと思います。合っているかどうかの判断はなかなかしにくいものですが、1つは他の人の勉強方法を見てみるというのかあります。ということで今回は私の勉強方法を紹介していきます。

まとめ

ということで、最初に出した図を使ってまとめてみます。

3種や2種二次試験との繋がりが見えてきましたので、一次試験にどのくらいの力を割けば良いのか少しわかってきたかと思います。と言っても、あくまで合格ラインに到達できたあとのリソースの配分についての話ですので、先ずは合格ラインに到達することに専念しないといけませんが。

一次試験まであと5ヶ月間頑張って下さい!

それでは次回!

コメント

  1. かに より:

    コメント失礼します。
    電験二種 二次試験の完全攻略の平成9年の問題で式展開が分からない所があるですが、解説の方お願いできますでしょうか?