【合格体験記】私はこうして電験2種に合格しました!(補完版)

電験2種 合格体験記 参考書 お勧め

皆さまお疲れ様です。

今回は私が一昨年度(平成27年度)に取得した電験2種の合格体験記を書いていきます。

とは言いつつも、以前書いた↓の記事で一次試験(簡易版)と二次試験(詳細版)を書いてしまっているんですよね笑

電験2種二次試験は電験3種とは出題の形式も、問われる知識も次元が違います。特に電気を知らない方にとっては、論説問題の対応方法がわからないかと思います。今回は二次試験の闘い方を、計算問題に絞って書いてみました。それではどうぞ!

ですので、今回はその補完版として書いていきます!

補完のはずが、↑の記事と同じくらいの文量になりました笑 あしからず。

電験3種から電験2種への変遷

私が電験の勉強を始めた時点では、電験2種までを目標として勉強をしていました。(1種を目標に変えた背景はコチラ

ですので、3種の勉強をしている段階からできるだけ捨ての分野を作らないよう、妥協をしませんでした。特段高い点数で3種を突破したわけではないものの(4科目平均で7割強です)、丸暗記をできるだけ避けて、原理から覚えるように心がけていました。

その甲斐もあって2種の勉強をソフトスタートでき、2種も比較的スムーズに取得することができました。(法規には一度足をすくわれてしまいましたが笑)

電験3種と電験2種のギャップ

コチラの記事が詳しいです。

電験2種二次試験は電験3種とは出題の形式も、問われる知識も次元が違います。特に電気を知らない方にとっては、論説問題の対応方法がわからないかと思います。今回は二次試験の闘い方を、計算問題に絞って書いてみました。それではどうぞ!

参考書選び(一次試験用)

受験当時

私が受験した当時は、「これなら外さないだろう」と特に何も考えずに完全マスターを買いました笑

今思うと、ネットなどからの情報収集を怠っていて非常に危なかったと思います。が、電験1種に挑戦したときに、1種一次試験の参考書に使えたので結果オーライです。参考書が分散するのは非効率ですからね。

なお法規に限っては、電験3種のときに自分が過去問を解くのが性にあっていると気付き、2種ではコチラを買いました。

この参考書は過去問15年分をテーマ別に再構成して、テーマ毎に導入解説さえ設けずに、問題→解説を繰り返していく流れを取っています。ですので、勝手に体に数字とキーワードが染み付いていきます。

今やり直すなら

今もう一度参考書集めからやり直すのならば、という視点で選び直すと、、、

法規はで良いと思いますが、他の3科目は考え直す必要があるかもしれません。

と言いますのも、電験2種の完全マスターシリーズが電験1種一次試験の参考書に使えたように、電験2種一次試験のために完全マスターシリーズを使うと過剰に勉強しすぎることがあるからです。

電験1種一次試験の参考書に使った場合、私の得点率は6~7割くらいでした。一方で電験2種一次試験では、やり込めば理論だと満点を狙えるレベルになります。

それでは、2種を最終目標とした場合に私が選ぶであろう参考書は…これだけシリーズです。

メリット

2種のこれだけシリーズは図、文章での解説が丁寧で、非常に読みやすいと思います。また、図を多用していることもあってページ内の文字密度が低く、サクサク進む印象が他の参考書より強くなり、モチベーションが維持しやすいです。

デメリット

問題が簡単すぎるのが難点です。また、一次試験は選択肢問題であるのに対し、この参考書では演習問題が選択肢無しの純粋な穴埋め形式となっています。きちんと理解する上では選択肢によるを排除することが必要ですが、前後の文脈から選択肢の『当たり』をつけるという試験本番で超重要な勘を養うことができません。

総評

ですので、これだけシリーズは参考書の副読本としてならば、有用だと思います。となると、メインで使う参考書はやはり『完全マスターシリーズ』しかありません。

電験2種ではご存知の通り、参考書の種類が3種と比べて極端に少ないです。4科目が1つにまとまった参考書は端折り過ぎているので、私としては科目別に別れて丁寧に解説している参考書をお勧めしています。となると、『これだけシリーズ』『完全マスターシリーズ』しかないのが現状です。。。
【2017.11.3更新】新しい参考書『徹底シリーズ』が登場してきました。正直『完全マスターシリーズ』より使えると思います。↓でレビューしていますのでどうぞ御覧下さい!
新たに登場してきた『徹底マスターシリーズ』を私が使い込んできた『完全マスターシリーズ』と比較をしてみました。勝敗は明らかにどちらかに軍配があがりました。それは…

参考書選び(二次試験用)

受験当時

取り敢えず過去問を入手したかったので、1冊に最も多くの過去問がまとまっている参考書を買いました。それがコチラです。

この参考書は新制度(平成7年度)から平成24年度までの全ての過去問がテーマごとに再構成されているので、頻出問題なのかそうではないかの区別が簡単につきました。

また、同時に計算の攻略も買ってみたのですが、コチラは過去問以上のレベルの問題が多分に掲載されていたので、1種二次試験用の参考書としました。

↑の参考書についての考察はコチラです。

根強い人気を誇る『電験二種 完全攻略』ですが、解いていると電験2種受験者に対してはオーバーワークとなるような問題にときどき出くわします。電験1種用の参考書としても使える本書は、どういったレベルからの問題構成となっているのでしょうか。

今やり直すなら

電験2種も二次試験となると参考書が何故か豊富になります笑 恐らく、問題に対して解説をすればいいだけという簡単さからでしょう。でも、その状況下でも差別化をして、私視点で『使いやすいな!』と思った参考書が3冊ありました。中には、『受験時に使いたかった…』と思ったものもありました。タイプ別に書いていきますので、自分のタイプに合う参考書を見つけて下さい!

タイプA:3年で一次試験を突破してきた人 → 二次試験も基礎からきっちりタイプ

タイプB:2年で一次試験を突破してきた人 → 二次試験のエッセンスを受け入れる基礎が既にできているタイプ

タイプC:1年で一次試験を突破してきた人 → このままの勢いで最短ゴールタイプ

タイプA

機械・制御の論説編は載せておりません。理由は機械・制御では平成15年度を最後に論説問題が出題されていないからです。

メリット

一次試験のこれだけシリーズと同じです。二次試験の解法の基礎を細かく解説しているので、おすすめです。

デメリット

問題の量が少なく、またレベルも試験よりも優しくしている印象です。

総評

やはり、これだけシリーズは他の参考書の副読本としてならば、有用だと思います。この参考書が終わったら、↓の参考書をお勧めします。完全攻略は解説が簡素なので、これだけとのレベルの差にギャップを感じるかと思います。

タイプB(私の本命)

この参考書は私が受験しているときに、「完全攻略と併用して使っておけばよかった…」と少し後悔した本です。私が完全攻略を買ったのが2014年で、この参考書は2013年4月に第1版第1刷が出版されていました。(今、書店に並んでいるのは2015年5月第1版第2刷です。)

メリット

私はこのブログの色んな所で『解法のエッセンスを理解して繰り返すのが大切!』と言っていますが、この参考書には戦略(またはキーワード)と銘打ってエッセンスが問題毎に明確に箇条書きされています。解けた問題を数周目以降でスキップするときに、問題文→解法のイメージを結ぶ→エッセンスで確認と流れるように目を通すと効果的かと思います。

また、ここに掲載されている問題は昭和のものも多いですが、新制度以降の問題の類題の範囲内に収まっており、昭和特有の凝った問題が無い印象だったのもプラスのポイントです。

デメリット

この参考書はテーマ別の典型問題を昭和のものも含め数問取り上げているだけですので、新制度以降の問題演習が不十分です。

総評

デメリットもありますが、二次試験の導入に適した参考書かと思います。あとは、完全攻略で演習量をこなし、仕上げとすることをお勧めします。

タイプC

電験1種二次試験では新井先生の本に大変お世話になったので、2種二次試験の参考書も気になるところではあります。

ということで、私がコースCでお勧めするのは『電験二種 二次試験の完全研究』です。

メリット

電験1種の合格体験記でも書きましたが、新井先生の参考書は不動先生の『電験二種完全攻略と比べて図が多くてイメージしやすく、解説が丁寧で分かりやすいです。あと、個人的には構成が『電験一種 二次試験の完全研究』と同じで、愛着があります笑

また、掲載年数が平成17~28年度と最新の問題から対応しています。

デメリット

掲載年数が12年間であるところです。(論説問題と計算問題どちらも収録しています。)一方で『電験二種完全攻略』は平成7~24年度の18年分と1.5倍の量です。

総評

掲載年数が少ないことは確かにデメリットですが、オーバーラップしている期間が8年だけと考えてしまえば、『電験二種完全攻略』と併用してより完璧に新制度以降の問題をマスターできます。

その場合は、

  • 完全研究で解法をマスターして、
  • 完全攻略で解法を浸透させる。

という使い方が効果的かと思います。あとは、オーバーラップしている年度で解説を見比べてみると、面白い発見があるかもしれませんね。

タイプD(?!)

私みたいな『そこそこの質より量(お金重視)』タイプは、『電験二種完全攻略』+試験センターで過去問印刷でいかがでしょうか!笑

解説が難解なところもありますが、『完全マスターシリーズ』とスマホがあればなんとかなります笑

まとめ

今回は私視点で、色々と参考書を取り上げましたが、重要なのは参考書1つをやり込むことです。色んな参考書を少しずつやる人はよく見かける一方で、最終的に合格する人は行き着いた参考書をとことんやり込む人だと思います。

自分に合う参考書を見つけるのが最初の難関ですが、自身の現状と最終目標を見据えた上で試行錯誤してみて下さい。

それでは次回!

コメント

  1. やまさき より:

    ケンタさんこんばんは!
    楽しみにしておりました!ありがとうございますm(_ _)m

    ちなみに、先日お伝えしましたように、今月、来月に2種一次用に徹底攻略シリーズがオーム社より、電気書院からは、受かるシリーズが出るようです。

    • ケンタ より:

      >やまさきさん
      コメントありがとうございます!

      もちろん頃合いを見て記事を修正する予定です。

      • やまさき より:

        すみません汗
        先走ってツイッターで投稿してしまいましたので、改めてブログにコメントさせていただきました。。
        何度もごめんなさい。
        お騒がせしましたm(_ _)m

    • ケンタ より:

      >やまさきさん
      コメントありがとうございます!
      頃合いを見て記事を修正する予定です。

  2. みさこ より:

    2種の完全マスター法規を購入してしまったのですが、やはり15年間の方がオススメなんですよねー
    この記事拝見して買い直そうと思います(^^)

    • ケンタ より:

      >みさこさん
      コメントありがとうございます!

      個人の特性にもよりますが、私は過去問をそのまま暗記する方法を選びました。

      完全マスターは電技の文章をそのまま書いているページと問題&解説のページからなっているかと思います。
      一方で法規の15年は15年分の過去問全てを再構成しているだけですので、単純トレーニングの本となります。

  3. 赤ヘル より:

    はじめまして。9月から電験2種合格を目指して勉強を始めた者です。
    電験3種取得から2年が経過したので、まずは3種の完全マスターを使って復習しています。3種完全マスターと過去問15年分(2種)をやり込めば、一次試験合格は可能でしょうか?

    私は理論が苦手(数学力が低い)、勉強時間は1日3時間以上確保できる状況です。
    2種のこれだけシリーズはご指摘通り、2種の完全マスターは過去問の解説ばかりなので、理論以外の購入を悩んでいるところです。過去問15年分の解説も十分詳しいと思っています。アドバイスよろしくお願いします。

    • ケンタ より:

      >赤ヘルさん
      コメントありがとうございます!

      先ず一次試験準備はやり込み程度に依りますが、勘での正解を除いて過去問を8割方取れるようになれば合格ラインに行くと思います。

      2種が最終目標であって、既に過去問ベースの本をお持ちでしたら、それで十分かと思います。(ひょっとして電力の15年のシリーズですか?)

      分野はことなりますが、一次試験理論レベルの計算量の問題が二次試験で出題されますので、理論の対策は十分しておいた方がいいと思います!

  4. 赤ヘル より:

    >ケンタさん
    コメントありがとうございます。

    15年シリーズ(2種)は4科目すべて揃えているので、電力と機械、法規は
    完マスと15年シリーズをやり込みたいと思います。

    理論は2種のこれだけシリーズも買って、二次試験につながる力を付けます。
    勉強方法が決まって、非常にスッキリしました。ありがとうございました。

  5. りゅう より:

    はじめまして。今更ですがコメント失礼します。
    電験2種の一次試験は4科目の15年間の過去問を買って、勉強中なのですが、二次試験は完全攻略のみで合格出来るでしょうか?
    電験一種の二次試験の過去問も買って勉強した方がいいのか迷っています。
    また、一次試験は15年間の過去問をしっかりやれば突破出来ますでしょうか?
    3種は法規を除いた科目は8割以上取り、合格しました。

    • ケンタ より:

      >りゅうさん
      コメントありがとうございます!

      完全攻略に記載の問題をきちんと理解しておいて、計算に手間取らないようになれば合格できると思います。
      私の場合は論説よりも計算に重きをおいて対応していましたが。

      一次試験についても、15年分を単純暗記を極力せずにきちんと理解して何度も解けるようになれば、十分合格圏に到達すると思います。

      1種二次試験の論説は少し参考になる問題もありますが、計算の方は分野も異なり、計算量が段違いに多いので、1種を取るつもりが無いのならば、ほぼ時間の無駄な気がします。
      先ずは完全攻略の問題を仕上げて、時間に余裕ができたとしたら、計算の攻略に挑戦してはいかがでしょうか。

      https://den1-tanaoroshi.com/classification-in-a-textbook
      計算の攻略は1種レベルも一部混じっていますが、↑の記事で2種レベルの問題を選別してます。

  6. りゅう より:

    電験2種の二次試験は完全攻略のみで合格出来るでしょうか?

  7. りゅう より:

    コメントありがとうございます!
    大変参考になりました!

    一種まで目指して勉強中ですので、時間が余りましたら、計算攻略を仕上げから、一種二次試験完全攻略という順番の方がいいですかね?

    • ケンタ より:

      >りゅうさん
      それで良いかと思います。
      ですが、今年中に『電験一種 二次試験の完全研究』(タイトルが微妙に違ってて紛らわしいです笑)に行くには相当なポテンシャルと時間が必要だと思います。

      計算の攻略では、直近の過去問を少し捻った問題が掲載されていますので、そこで私は沢山の気付きがありましたね。

  8. りゅう より:

    あ、間違えてましたね(笑)
    すいません(笑)

    ありがとうございます。
    大変参考になりまりました!
    計算攻略の方もやってみたいと思います。

    今年はエネルギー管理士と電験2種合格を目指しています!

  9. りゅう より:

    すいません、ありがとうございます。
    8月とは結構遅めですね(笑)

    今は完全マスターより徹底マスターの方が分かりやすいですよね!!
    徹底マスターの記事も読まさせてもらいました。

    15年間買ってしまったので、もう買いませんか(笑)
    色々ありがとうございます。