皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。
電験1・2種の二次試験まであと1ヶ月半となりましたね。
今は過去問を解きまくっているときでしょうが、もう1つ忘れずに準備をしておかなければならいことがあります。それは試験中の時間の使い方を考えておくことです。
電験3種と先月の一次試験までは、何となく先頭から解いていれば時間内に解き終わって、結果的に合格してきたかもしれませんが、二次試験のペース配分はそう簡単ではありません。時間の使い方を間違えると、解けるはず問題が出題されていても、解けない問題に固執してタイムオーバーになってもおかしくありません。実力を上手く出しきれずにもう1年ということになれば、目も当てられません。。。
ということで、今のうちに解き方についてある程度戦略を立てておいた方が、試験時間が無くなってきても混乱しにくくなると思いますので、今回は二次試験時間中の時間配分について書いていきます。
とは言うものの…
二次試験は電験1・2種でそれぞれ1回ずつの経験ですので、当然のことながら百戦錬磨の戦略ではありません。
納得して頂いたところだけでも実践してみて下さい。
なお、試験当日の試験時間以外の私の不審な挙動や、小手先に近いマークシート対策については、↓を御覧下さい。
試験にあたって準備するもの
カンペ以外の真面目なものを書いていきます笑
私がいつも試験会場に持っていっているものを以下に挙げます。
- シャーペン(芯は複数本入れておく) & 鉛筆
- 消しゴム
- 電卓
- 定規(使うときは無いですが,持ち込み禁止されていないため)
定規についてですが、試験では正確に直線で図を書く必要はありません。フリーハンドで十分です。きれいに図を書いている時間が有るならば、その分1文字でも多く書くことに使いましょう。
試験開始まで
先ず、問題冊子と解答用紙が配布されます。開始10分位前になると、試験監督から問題用紙を取り出して氏名・受験番号等を記入するよう指示があります。選択問題数分ある問題用紙に、誤字脱字が無いようゆっくり記入していきましょう。その後は試験における注意点を読みながら開始を待つのですが、直ぐに読み終わって暇になるので、私は目を閉じて深呼吸したりしていました。
試験開始!
ここからは時間との闘いです!
戦略1.解けそうな問題を選ぶ。
電力・管理は4問、機械・制御は2問選択します。
- 計算問題では、みたことある挿入図か?すんなり理解できる問題文か?
- 論述問題では、問題文を読んでキーワードがたくさん思いつくか?
を着眼点として解く問題を選んでいきます。試験本番は初見の問題を解くリスクを取る場ではなく、知っている過去問の解法をなぞるための場と思って下さい。
もう1つは、計算問題の最初の方の問題は配点が少ないと思うからです。無根拠ですが、一般的に計算問題の(1)はあっさりしすぎているのことが多いので、最後の小問と配点が同じだと受験生間で優劣を付けにくくなるのではないでしょうか。対して、論述問題では(1)を解けなくても(2)なら解けるということがありますので、計算問題よりかは配点差が無いかと思います。
ここまでで3分経過くらいかと思います。
以降は、1問30分弱のペースで解いていかなければなりません。
戦略2.論述問題から解き始める
論述問題は計算問題と違って、知っていることを淡々と書き殴っていくだけですので、30分を待たずに書き終わります。私の場合は15分もあればある程度書き終わります。試験開始から30分後までの残りの時間は貯金として、次の問題に進みます。
ここでのポイントとしては、余白を作りながら箇条書きしていくことです。具体的に言うと、(1)と(2)の間を4行くらい空けて答えます。
全ての問題を解き終わった段階で時間が余ったときに備えて、論述問題に戻って解答の補強をしやくするためにスペースを作っておきます。
戦略3.完答できそうな問題から解いていく
貯金をもっと増やすために、完答できそうな問題から解いていきます。
計算問題を解き始めるときは、
- 現時点から30分後の時間と
- その時点から貯金を使い果たす時間を
問題文の頭に書き込んでおきましょう。戦略5の状態に陥らない限り、原則1問30分で解いていきます。なお、30分以内に解き終わった場合は、1周だけ計算チェックをして次の問題に行きます。
戦略4.計算問題文を汚しながら読む
過去問をたくさん解いていれば、恐らく本番に選択した問題も過去問の類題になるかと思います。そのようなレベルに達していると、過去問で間違ったことがある箇所がトラウマのごとく蘇ってくるかと思います。そのときには、蘇ったそばから問題冊子の余白にチェック項目的に書き込んでいきます。
解き終わった後にチェック項目を確認するようにしておくと、勘違いを少なくすることができます。
戦略5.解答が途中で煮詰まったときの場合分け対処
煮詰まるときは幾つかのパターンが考えられます。
- 1問30分の時間が過ぎたのに、最後まで解ける見込みがない
- 1問30分の時間が過ぎたが、もう少しで最後まで解けそう
- 1問30分の時間前だが、30分時点で解き終わっていなさそう
- 1問30分の時間前で、既にお手上げ。30分までは時間の無駄と感じている
1の場合は、解答を切り上げて次の問題に移りましょう。時間がもったいないです。
2と3の場合は、そのときの貯金分までは時間をかけてみましょう。
4の場合は、お手上げ問題以外の問題を選択すれば得点がマシになるのかを瞬時に判断しましょう。少なくとも貯金があるので、運が良ければ30分以上を別の問題に使えるかもしれません。
戦略6.時間が余ったとき
一通り解答しても時間が余ったとき、私の場合は、煮詰まった問題があったとしても、解けているところの計算過程を確認して確実に得点する方を選びます。それか、空白を作っておいた論述問題を、リセットした頭で考え直してみます。
↑をやっても時間が余れば、煮詰まった問題に手を出します。
番外編.問題冊子の余白をどう使うか
電卓の機能をマスターしている状態でしたら、基本的に余白に計算過程を書くことは無いと思います。電卓を使わない部分の計算過程は、ある程度頭の中で解きつつ、要所要所は解答用紙に書き込んで行く必要があります。(その「要所」を説明するのは結構雲を掴むような話となりそうですので、割愛します笑)
ですので、計算以外に余白を使う機会があるとすれば、公式を思い出すためや、自己採点用に計算結果の数値と論述問題のキーワードを書き込むためくらいでしょうか。
まとめ
個人的には合理的な判断プロセスかと思いますが、やはり読む人によっては判断するポイントや方向性が異なるかと思います。大まかな判断ポイントは戦略に書き落としましたので、二次試験の前までに自分ならどうするかを一度考えてみて下さい!繰り返しとなりますが、試験前に想定しておくと本番で焦ることが少なくなるかと思います。
それでは次回!
記事にしていただきありがとうございます!
本番の流れがよくわかりました。これから本番模擬を始めて行こうかと思っていますので、上記を参考に取り組んでみます!
>ABさん
コメントありがとうございます!
今回の記事に載せると冗長になりそうだった追加情報を、近日中に記事にする予定です。
そちらもお楽しみにして下さい。
ケンタさん
お久しぶりです。ABです。
無事に二次試験を通過し電験2種に合格しました。
試験中の時間の使い方、実践し、成功できました。
今後はエネ管、電験一種、技術士補とケンタさんと同じ道を歩みたいと思っています。
ありがとうございました????
>ABさん
お久し振りです。
合格おめでとうございます!
私の方法がいくらか参考になったようで良かったです。
今度は電験1種ですか。私はまぐれで合格しましたので多くを言えませんが、合格できることを願ってます。
2種を合格したので、エネ管と技術士補は試験会場での1種受験の予行練習的なものになるかと思います笑
1年間空いたところでエネ管で本番の感覚を取り戻しておきたいですね。
なにはともあれ、おめでとうございました!