皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。
先週からいよいよ令和元年の電験申込みが始まりましたね。1年の頑張りを見せる時が近づきつつあります。
と言っても試験まで90日。以前から少しずつ勉強してきた方にとっては、中だるみに陥りやすい時期でもあります。
計画的に1科目だけを確実に取ろうとする方にとっても、集中できない時期でもあります。
そういう方にお勧めしたいのは模試の受験です!
電験で模試?
模試と言えば大学受験では馴染み深い行事(?)です。私は高校1年のころから少しずつ受けていて、高校3年のころは平均して2か月に1回くらい受けていた記憶があります。
最近では全国統一小学生テストというのもTVでよく聞きますね。
でも大人になってからの資格勉強では、模試というものを聞いたことがありませんでした。資格勉強は仕事の合間にやって、土日に試験に行くという独り作業の固定概念があるせいでしょうか。
探してみたら文系試験には模試がある
文系の資格で模試の案内をネットで探してみると、ざっと
- 弁護士
- 公認会計士
- 簿記
- 司法書士
で簡単に見つけることができました。一方で、理系の資格は
- 技術士
くらいしか見つかりませんでした。理由としては
- 文系資格の方が受験人数が多い
- 対策が立てやすく模試問題を作りやすい(?)
あたりでしょうか。模試以外にも文系試験の方が参考書が充実していますし、電験の特に1種を受験してきた私にとってはうらやましい限りです。
電験3種ではTACで模試をやり始めました
昨年になってから
と色々と話題の多いTACが今度は予想全国公開模試をやるそうです。
しかも、申込み開始日が5/24と電験の申込みより3日早く、タイミングを合わせてきた感じですね。
電験模試はほかにもあった
これまで電験3種の模試というものが私のアンテナに引っかかってこなかったのですが、改めて探してみたら他にも開催しているのを見つけました。
こっちでは各科目を2日間ずつ講座形式で説明した後に、1日かけて4科目の模試をやる感じのようで、講座のおまけみたいな位置づけで模試のカリキュラムが組んでありました。
↓の方で紹介するTACの模試と比べるほどの情報がなかったので何とも言えませんが、理論の時間が解説込みで1時間50分だったので、本番の試験時間1時間30分を考えると、
- 解説が20分しかないのか
- 問題の量がそもそも少ないのか
のどちらかになっているのだと思います。
TACの方はどんな模試?
試験問題は「予想」に基づいたオリジナル
「予想」というところから、簿記の模試とかで養われているであろうTACの出題予測が織り込まれていると推測できます。しかも、開催日の8/5は本番の直前であるため、試験センターがTACの予想が当たっていることを発見した後に、問題を差し替えて「出題はずし」をすることができないと考えられます。
また、この模試で数問でも予想が的中していれば、ボーダーラインの方にとっては大きな「下駄」になって、合格が一気に楽になります。この数問によって、模試を「受けた人」と「受けていない人」の間で圧倒的な差が出てきます。
試験さながらの雰囲気
この模試は
で受験できます。
特に渋谷校は受験定員が100人と、本番さながらの環境で受験できるかと思います。
受けたい科目だけの受験ももちろん可
ここは本番と同じルールになっていました。
ただ、すべての科目を受けるわけではない方は既に受験経験者ですし、本番の環境に慣れるという点では敢えて受験する必要はないかもしれません。
「問題配布・説明」という本番を意識した流れ
各科目のタイムスケジュールを見ると、それぞれに「問題配布・説明」という15分の項目がありました。これは正に本番の試験でもやっている営みです。
本番では、
- 解答用紙のマークシートの配布を試験監督が全員に手渡しし終えてから、
- 問題用紙をこれまた試験監督が全員に手渡する
ということをしています。この時間の手持無沙汰感や何とも言えない緊張感は本番でないと味わえないものかと思っていましたが、この「問題配布・説明」ではそれが体験できるかもしれません笑
加えて、ここまで再現しているということは、問題冊子の様式やマークシートの様式までも本物に近づけていることが想像できます。
試験結果が大学受験模試並み
受験後、4日ほどでWebで成績表を確認することができます。
成績表と一言で言っても、中身は
- 自身の得点・科目別総合順位・現時点での合格率判定(A~E判定)
- 各問題別正答率・平均点
- 得点分布表
と大学受験模試並みの充実度になっています。
普通に本番の試験を受けただけでは、
- 自身の点数
- 合格点
- 平均点
しかわからなく、味気ないです。
模試の結果では全体の中での自分の位置や、解けなかった問題が解けなくて当たり前だったのかなどがわかるため、モチベーションアップや弱点強化のための単元の取捨選択ができます。
Web解答解説が模試翌日にある
試験本番では解説(≠解答速報)が結構遅れて公開となります。試験当日夜にはオーム社の方で解答速報があって、そこから新電気10月号で分かります。
つまり、10/1の10月号発売日になるまで解説を待つ必要があります。
それに対して、TACの模試の方では模試翌日にWebで解答解説をみることができるので、すぐに弱点克服・誤認修正などができます。
自宅での試験も可
どの会場からも遠いという方は自宅でも受験可能です。
自宅で行うと本番に近い雰囲気を体験することができなく、試験時間をきちんと自己管理しなければならないため、できることならば校舎での受験をした方がいいと思います。
ただ、自宅で受験した場合でも、↑で上げているような解答解説をWebでみることができます。
こういう人には模試受験が向いている
ボーダーラインを超えているのか分からない微妙な人
参考書を使っているけど独りで勉強しているためいまいち自分の到達度がわからない人は、この試験を受けることで全体の中での自分の位置や、合格点を超えているかどうかがわかります。
これまで勉強してきたことの力試しをしてみたい人
過去問をある程度解きつくしてしまって、新しい問題に飢えているという方にもおすすめです。オリジナル問題となっているので、新規の問題に出くわす可能性大です!
電験初受験で試験当日の雰囲気がわからなくて漠然と不安な人
これまで、試験会場の雰囲気は受けた人でないと味わえませんでした。今回、疑似的にでも体験することができますので、試験内容以外の無駄な心配を排除することができます。
いまいち勉強のやる気が出ない人
成績表で客観的に評価して、合格しなさそうならそういった合格率判定(D・E?)が付きますので、それを見るといい意味で焦りが出て、残りの1か月を有効に使えると思います。
試験本番の雰囲気は事前に味わっておくことに越したことはない
毎回感じることですが、試験当日は浮足立つというかとにかく落ち着かないです。
試験開始前はほかの受験生の方が準備をしている音や、最後の確認でテキストをめくる音などがしていて、何とも言えない独特な雰囲気が漂っています。
そういう視点に立っての記事は書いてきませんでしたが、以前書いた
これらの記事ではあまり会場の雰囲気が伝わりませんね。
ということで、百聞は一見に如かずということで、是非模試を受けてみてください!
電験2種の模試は…
残念ながらまだありません。
まとめ
電験3種でも本格的な模試ができるようになりました。
この機会を利用して、是非本番でも合格を目指してください!
- 会場受験のWeb申込期限:7/19(※受験タイプ・申込タイプによって期限が変わってきます)
- 会場受験の試験日:8/4(※自宅受験は7/25)
- Web解答解説日:8/5
- 成績表掲載日:8/9
冒頭で目論んでいたような成績表をもって今すぐ尻に火を付けることはかないませんが、試験の1か月前に合格点にもっていくというマイルストンを作って、そこに向けて仕上げていってはいかがでしょうか。
それでは次回!