皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。
当ブログはタイトルに電験1種というワードが入っていながらも、電験1種に関する記事は2種や3種と比べて圧倒的に少ないです。
https://den1-tanaoroshi.com/category/denken1
電験1種の記事ネタは読者層が少なく、あまりいないであろうと考えていて、まともな記事を書いたのは合格体験記くらいです。
これだとブログ名負けしてしまいますので、これからは少しずつ電験1種の内容も増やしていこうと思います。
電験1種版の独自解釈記事用のネタがないことはないですが、まずはということで、受験回顧録的なものを書こうかと思います。
電験2種に失敗したのがきっかけ
電験2種が法規残しで1年先送りとなってしまったのが、電験1種を受験しようと思ったきっかけです。
2種法規を失敗した時点で二次試験を合格できるレベルであったので、これから1年の試験勉強を考えると手持無沙汰に感じました。そこで、それとなく1種の試験内容を数年見たところ、この計算問題であれば何とかなるかもと思いました。
もう少し詳しく調べてみると、数年おきに簡単な問題が出題されていて、何度か挑戦すればボーダーラインを越えそうと軽い気持ちで挑戦してみることにしました。
と言いながらも、2種の前には2種の復習をしていました。
問題演習の日々
電験2種に引き続き、来る日も来る日も勉強をしていました。
休みの日も勉強をしていて、この頃は、スーパーとかを除いて家と図書館と会社の3拠点の行き来くらいしかしていなかったです。
私の電験1種の勉強は2種で得た知識で補っていた部分が多かったです。
一次試験当日
ということで、勉強の日々で取り上げることは殆ど無く、一気に試験日まで飛びます!
私のときは青山学院大学が一次試験の会場でした。
青山学院大学は初めて訪れた場所でした。
おじさん達と若い女性達が同じ門から入っていく光景が異様だったのを覚えています笑
青山学院大学では電験2種の試験会場も兼ねていて、去年はそっち側で受けていたかと思うと感慨深いものがありました。
試験前
私の試験番号が含まれる教室に入ったら、先ずはその場にいる方々を見渡しました。私が入ったときは、半分くらい席が埋まっているところで、その構成は凡そが50・60代でした。40代はまれで、30代はもっと少なかったです。
昼休み
午前の試験が終わって、お昼を多目的スペース的なところで食べたのですが、そこには何人かの男子学生がレポートを書いていて、そこに混ざるのは何か申し訳なかったです。
午後は機械科目と法規科目でしたが、私はカンペを使って直前記憶に頼る派なので、開始直前までは売店で何を売っているのか物色していました笑
試験後
試験が終わるとどこにも寄らず家に帰りました。疲れていたので、どこかに寄る気力はなかったです。
各科目とも合格しているなという自信はあったものの、次の日に公式解答を確認するまではやはり不安でした。無事合格していましたので、一次試験日翌日から二次試験勉強の再開です。
二次試験当日
私のときは早稲田大学が二次試験の会場でした。
写真は受験後にたまたま撮ったものです。
試験会場に早めに着き、周りを見てみるとやはり男性しかいませんでした笑
私は左後ろの方の席の教室全体が俯瞰できる場所で、更に周囲に音を立てる人が少ないという好条件でした。思えばここから運が良いことの始まりだったと思います。
午前:電力・管理
過去問に類似した計算問題が1問でも出れば、かなり合格に近づく状態で当日に望みました。
電力・管理で言えば
- 故障問題
- 送電問題
が出てくれることを祈っていました。
試験が始まり全ての問題をざっと目を通してみると、解けそうな問題が多くあって、この時点で電力・管理の6割超えを確信しました。
この中で私が選択した問題は以下の4つでした。
問1:簡単過ぎなコンバインドサイクルの論述問題
問2:過去問以上に簡単な送電の計算問題
問3:殆ど分からないけど、とりあえず誘導に乗って計算はできそうな計算問題
問6:3エリア連結した系統周波数の計算問題
解いた感触としては
問1:80%
問2:100%
問3:25%
問6:100%
平均:75.4%
と、計算ミスがなければ私が2種を合格したとき並の正答率だったと思います。
これは本当に年度の運が良かったです!
昼休み
午前中の試験の出来が良かったので、リラックスして集中力を回復させることができました。
試験会場はいつもの如く空気が淀んでいると感じ、外の空気を吸うようにしました。
外でゆっくりしすぎてしまい、午後の試験の準備が始まる5分前に急いで戻ったのを覚えています。
これは本当に今年合格できるかも!という期待をしながら、午後の試験に望みました。
午後:機械・制御
機械・制御は計算問題ばかりで、過去問レベルであれば計算量が多いこそすれ、電力・管理よりかは高得点が狙える科目でしたので、落ち着いて望みました。
その年度もご多分に漏れることなく、過去問レベルの計算量の問題が殆どでした。
パワエレは変わらず対策を全くしていない私が、この中から選択した問題は以下の2つでした。
問1:二次励磁をする若干面倒そうな誘導機問題
問4:過去問とほぼ同じ現代制御問題
問1ではなく問2にするかどうか悩みましたが、同期機のベクトル問題は若干苦手だったので問1にしました。ただ、問1は問1で計算量が多く、丁寧に正確に回答していくのに神経を使いました。
解いた感触としては
問1:100%
問2:85%
平均:92.5%
と、こちらも計算ミスがなければ、私が2種を合格したとき並の正答率だったと思います。
試験後
試験の当たりが良くまぐれでも合格できた!と浮かれていましたが、その日のうちに2chに解答例(正答かはわからず)がアップされていて、自分の計算ミスに気付きかなり落ち込んだのを覚えています。
これ以上の当たり年は滅多に来ないけど、もう1度受験するのか。。。と意気消沈しながら2月を迎えたら、何故か合格していたという顛末です。何とかボーダーラインは超えていたようですね。
個人的には当たり年と感じていましたが、平成28年度の合格者数が多かったかと言うと例年並みであり、寧ろ私が不合格だったであろう平成29年度の方が合格者数が多かったです。
まとめ
いろんな記事で書いてきたことの寄せ集めみたいになってしまい申し訳ないです。
中身のない記事ではあったものの、2種であれば余裕で合格するくらいのレベルになっていれば、年度の当たりによっては合格できることもあるという証明ができたとは思います。
ということだけをまとめとして、今日はここまでにします。
それでは次回!
ご無沙汰しております。
カミーユです。おかげさまで、当ブログを拝見させていただき、今年1種に1発合格できました。遅ればせながら、この場を借りて御礼申し上げます。
先月技術士1次試験を受験してまいりました。
ところで、技術士2次試験ですが、今後このテーマを題材にした記事を作成されるご予定はございますでしょうか。非常に気になります。
>カミーユさん
お久しぶりです。
合格おめでとうございます!このタイミングということは一次試験ですよね?
今年は理論の合格ラインが50%を割っていて大変だったかと思いますが、無事合格されたようでなりよりです。
今の職場では、技術士を受験する時間もメリットもないので書かないと思います。
会社から取れと言われたら取りますが、書くとしても合格後となるので当分先ですね。
ご期待に沿えず申し訳ないです。
いえ、2月には結果がわかっていたのですが、報告が延び延びになっていました。
それは素晴らしいですね!?
おめでとうございます。
先ほどのコメントから推測するに、次は技術士に挑戦されるのでしょうか。
頑張ってください!
こちらに質問するのが適切でなければ申し訳ございません。
(電験の実情を知らない)上司から電験一種を取得するよう言われ勉強している者です。
二次試験の試験戦略として、
計算問題を完璧に
論述問題をできるだけ
と考えています。
この論述問題ですが、正直なところ標準解答(即ち満点の解答)のように書くのは厳しいと感じています。
そこでお伺いしたいのですが、主様は論述問題でどの程度のことを書いていましたか?
「論述問題をできるだけ」と言っても、どこまで根を詰めれば合格に足りるか分からないもので…。
参考にお教えいただけると幸いです。
>少年さん
コメントありがとうございます。
少年さんの業務を知らないで申し上げますが、電験一種はコスパが悪いので、別の業務に有用な資格に変えてもらうか直訴してはどうでしょうか。
また、そもそも資格勉強をせずに、きちんと自分の時間は体力回復に費やして業務に専念するようにした方が会社のためでもあるような気がします。。
それはそうとご質問にお答えしますと、まず私の攻略方針は寸分違わず少年さんと同じです。
そのうえでどのように勉強していたかというと、私は一次試験のキーワードを押さえるようにして、それに当てはまるような論述問題が出れば良いなと考えていました。キーワードを骨子に、論理的矛盾が出ないように筋道立てて書いていました。それだけで計算問題の足を引っ張らない程度の部分点が取れると思います。
また、もし少年さんが電力会社勤務であれば、論述についてはそれほど気になさらないで良いと思います。
ご丁寧にお返事をありがとうございます。
御心配いただいている点はごもっともと思います。
私は元々物理学が専門で、今は弱電系の仕事をしており、強電は門外漢です。
過去から上司に強く様々な資格取得を薦められてきた経緯があり、従順にしたがっているうちに弱電系の資格は取り尽くした感があります。
そこで、次に「電験一種」というハードルを課されたのだと思います。
(こんなにエスカレートするまで従順でいた私にも問題があると思いますが。)
他の仕事に使える資格に代えてもらうとしたら、ネットワーク系かなという気はします…。
それはそうと、今は、一次試験については徹底マスターを軸に各分野の専門書をつまみ読みし、徹底マスターに情報を一元化するやり方で進めています。
(一次試験の各科目一周目で、徹底マスターに概ね不足情報を加筆した状態なりました。)
一次試験対策は上記方法で徹底マスターを軸に各科目2周ずつ回し終わり、いったん二次試験の勉強にシフトしているところです。
幸いに、今までの経歴のお陰で計算問題で困ることはないのですが、論述問題の標準回答は一次試験用の知識ともかなりギャップ感じ悩んでいました。
足をひっぱらない程度の得点を狙うならば、一次試験用に覚えたキーワードを骨子に、キーワード同士をうまく繋いで作文していく感じでしのげるということですね。
大変参考になりました。ありがとうございます。