電験1種はスタート地点に立つところから厳しくなってきたようです | 電験1種の棚卸し

電験1種はスタート地点に立つところから厳しくなってきたようです

皆様お疲れさまです。

先日、電験1種の合格体験記の記事の方にコメントをいただきました。

電験一種の完全研究(一次、二次)を購入しようとしたところ、廃版になっているようです。

マジっすか…ということで、本当なのかどうか本当ならば代替があるのか調べてみました

ちなみに、「電験一種の完全研究」の二次試験版の方は私が使用していた参考書です。参考書というか過去問題集というかは微妙なところですが、
  • 単元ごとにまとまっていて
  • 最初に公式の説明が少しあって
  • 過去問とその解説がある

という感じです。

紛らわしいので、この記事内では過去問題集という名称で統一させていただきます。

平成15年度から平成26年度までの全120問を掲載していますので、これだけで直近のおおよその出題傾向を掴むことができます。

確かに絶版になっている

確かに、Amazonでは新品が約2万円とえらい値段になってますね。中古でさえ1万円前後です。

ということは、私の本棚に1万円が埋まっているということに。。。

絶版にする理由が想像つかなかったので、オーム社の公式ホームページを訪れてみました。

確かに、公式ホームページでも売り切れとなっています。オーム社の全出版物を置いている常備店に指定されているジュンク堂でも、やはり売り切れとなっていました。

どうやら絶版となったのは本当のようですね。

オーム社さんに問合せしたところ、絶版の確定情報をいただきました。

絶版の経緯は?

絶版の理由は何なのでしょうか。言ってはなんですが、もう本の中身はデータとしてあるわけですし、Amazonではこれだけ価格が高騰しているので、あとは印刷代だけ負担して刷れば刷る分だけ売れそうな気がします。

  • 販売見込み数が印刷の最低ロットに到底及ばなそうだから?
  • 著者周辺の権利関係問題があったから?

どちらにしろ想像の域を出ないので、考察は止めておきます。

電験1種の過去問題集は本当にレパートリーが少ない

話は変わって、電験1種の過去問題集は本当にレパートリーが少ないです。これはこの業界の共通認識としてあると思います。

資格試験に当たっては過去問演習がものを言います。が、電験1種は過去問題集の入手そのものが困難な状況です。過去問の入手から試験が始まっているような感じです。

試験センターで過去10年の試験問題を入手することは可能ですが、一次試験の方は公式の解説がありません。

二次試験は公式の標準解答がありますので、ファイリングの仕方を工夫すれば問題集の体をなす可能性があります。

といことでこれを機に、一度電験1種の過去問題集にどういったものがあるのかまとめてみようと思います!

大学の工学系専門書や電気学会誌など、電験受験者以外の方が大部分であるものはカウントしません。1種の勉強では読むことも多いかと思いますが、挙げるとキリがないので。

電験1種10年間模範解答集

POINT

一次試験・二次試験どちらも収録

収録年:平成15~24年度

価 格:7,992円(799円/年)

出版社:電験問題研究会

電験1種模範解答集

POINT

一次試験・二次試験どちらも収録

収録年:平成25~29年度(平成29年度は二次試験未収録)

価 格:6,480円(1,296円/年)

出版社:電気書院

誤植が多いとの話をよく聞きます。
ヤフオクとかを見れば過去分も入手できると考えられますが、プレミアがついて青天井の世界です。

電験一種 一次試験の徹底研究

POINT

一次試験を収録

収録年:(恐らく)平成10~19年度の頻出問題を掲載(95%程網羅?)

価 格:絶版

出版社:オーム社

著 者:新井信夫先生

電験一種 二次試験の徹底研究

POINT

二次試験を収録

収録年:平成17~21年度の頻出問題を掲載(95%程網羅?)

価 格:絶版

出版社:オーム社

著 者:新井信夫先生

電験1種に関する新井先生の本は全て絶版になっているようです。
他の試験の参考書は発売継続しています。

電験一種の完全研究の代替は?

ここまで4冊を紹介してきました。

さて、ここで「電験一種 完全攻略」に代替できる過去問題集はあるのでしょうか。

と、その前に「電験一種の完全攻略」の情報をまとめたいと思います。

電験一種 一次試験の完全研究

POINT

収録年:平成20~25年度の全問題

価 格:絶版

出版社:オーム社

著 者:新井信夫先生

分からない単語は自分で別の本から調べていくと思えば、解説の質は今回対象外とします。

電験一種 二次試験の完全研究

POINT

収録年:平成15~26年度の全問題

価 格:絶版

出版社:オーム社

著 者:新井信夫先生

比較結果

こうして比較してみると、如何に完全研究が使いやすく、そしてコストパフォーマンスが良いのかが分かりますね。

でも、絶版となってしまったので他の過去問題集で代替せざるを得ません。

ということで、これまでの情報を総合的に比較すると、

  • 電験1種10年間模範解答集
  • 電験1種模範解答集

を購入することで、何とか試験勉強に耐えられるのではないでしょうか。

これらを組み合わせると以下となります。

POINT

一次試験・二次試験どちらも収録

収録年:平成15~29年度(平成29年度は二次試験未収録)

価 格:14,472円

そういう私は一次試験用に参考書を買っていない

ここまで色々と書いてきましたが、実は私は一次試験用に過去問題集を買っていません。

使ったものは以下の2つです。

  1. 電験2種の完全マスター
  2. OHMバックナンバーから直近過去問3年分とその解説
一次試験の問題と解説はOHM11月号に毎年掲載されています。
私が受験したころの話は過去に書いた合格体験記に詳しく書いています。
管理人は電験1種を電験の勉強をスタートして4年目で取得しました。数学の基礎はあったものの、電気に関しては全くの素人でしたが、何とかここまで辿り着くことができました。これから電験1種を目指す人にとってヒントになれば幸いです。

とは言え、二次試験にはやはり過去問題集が必要です。

私が今から電験1種に挑戦するならば、少なくとも二次試験のために電験1種10年間模範解答集電験1種模範解答集を買うことになるので、一次試験の問題はこれらでカバーすることになると思います。

まとめ

色々と考察してきましたが、完全研究に代替できる過去問題集を見つけることができました。

最後にもう一度おさらいしておきます。

今から過去問題集を揃えるならばコレ!

網羅できる試験問題

一次試験・二次試験どちらも収録

収録年:平成15~29年度(平成29年度は二次試験未収録)

それでは次回!

コメント

  1. 匿名 より:

    貴重な情報ありがとうございます。
    あまりよくないかもしれませんが、電気計算の過去問にお世話になっていました。
    (電験1種模範解答集のドラフトの位置づけかもしれませんが)
    電気計算の過去問は記載が丁寧で、OHMの解説は要点をもう少し抑えた印象ですよね。

    • ケンタ より:

      >匿名さん
      コメントありがとうございます。
      個人で利用する範囲ならば問題ないと思いますよ!

      ドラフトというのは思いつきませんでしたが、確かにその通りかもしれませんね。あと、個人的にはどこまで試験センターの解答を流用しているのか気になるところです。

      電気計算とOHMの解答比較もしたことなかったのですが、電気計算の方が受験者向けということでしょうか。勉強になります!