鬼畜さ以外でみる電験1種二次試験~論説編~

論説問題はなんとかして避けたい

皆さまお疲れ様です。

当ブログでは電験3種から1種までの記事を書いていますが、二次試験の論説問題は相対的に取り上げる回数が少ないです。理由は簡単で、私が論説問題を得意としていないからです。不得意すぎて、去年の電験1種二次試験の電力・管理では仕方なく1問だけ論説問題を選択したくらいです笑

実は下の方でも紹介するように、去年の論説問題は1問だけ奇跡的に簡単でしたので、その選択した問題の得点率は6~7割だったと思います。この問題も含めて、今回は電験1種でも拍子抜けするレベルの論説問題を取り上げてみます。

なお、計算問題編は↓となります!

電験1種の勉強をし始めるときは、1種に対して未知のイメージが大きく、レベル感が皆無かと思います。が、今回紹介した問題を見てみると、『意外に解けそうで、そこまでハードルが高すぎないのかも?』と思ってもらえるかと思います。

試験問題を紹介する前に

今回のデータもいつものように、電験1種の過去問を持っていない人のために、試験センターに掲載されている分を対象とします。掲載している問題の年度は、平成21年度から平成28年度までの8年間です。

また、論説問題は計算問題と違って満点の基準がいまいち分かりませんので、『拍子抜けする』の定義を

  • 電験2種勉強時に習った範囲の問題
  • キーワードをある程度埋められて、6割くらいなら得点できそう(←主観が多分)

としています。要は1種の勉強を殆ど準備しなくても、足を引っ張らない程度の得点が見込めそうな問題をピックアップしていきます。

電力・管理

平成22年度 問2

調相装置(電力用コンデンサ・同期調相機・SVC)の原理や装置間の違いなどを答えさせる問題です。ひねった問題でないので、解きやすいかと思います。

平成25年度 問6

送電系統のループ系統と放射状系統の違いを幾つかの観点から述べていく問題です。潮流運用以外の観点では点を取りやすいのではないでしょうか。

平成27年度 問4

高調波のパッシブフィルタに関する問題です。1種では数少ない需要家設備側の問題ですので、確実に6割はとっておきたいです。

平成28年度 問1

私が選択した典型的なコンバインドサイクル発電の問題です。ここは確実に6割はとっておきたいです。

論説問題はやはり電力会社が有利

今回紹介しなかった論説問題以外は、

  • ガスタービン発電機の逆相電流(私は解けそうで解けませんでした。)
  • 特別高圧送電線のリレーに関する問題
  • 送電線の雷害対策

など、電力会社で発送電の実務にあたっている受験者にとっては答えやすい問題が多々ありました。やはり1種は電力会社の受験者がとても有利ですね。

また、電験2種合格者が6割得点でなんとか解けそうだという問題が、至近8年では4問しか出題されていません。論説問題の勉強を突き詰めていけば、なんとか解けそうだという問題はもちろん増えていくのでしょうが、需要家側の受験者にとってはそれでも至難を極めます。

電力・管理に関しては、電験2種合格者でも完答できそうな計算問題の方では、至近8年で5問出題されています。つまり、試験本番の6問中

\begin{align}6問\times\frac{4問\times60\%+5問\times100\%}{8年\times6問/年}=0.925問\\ \end{align}

を1種の勉強スタート段階で解けていることになります。6問中4問選択して、それを6割正答すれば良いので、残り

\begin{align}4問\times60\%-0.925問=1.475問\\ \end{align}

解けるようにすれば何とか合格点まで到達できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

電験2種も含めて、二次試験開始直後に解ける問題が無いか探すときは、ハラハラしつつもあり、今回取り上げたような問題が出題されていると、その瞬間に合格を確信したりします。この天に全てを託したようなスリルは二度と味わいたくないですが、過去問を解いた分だけいい方向に転びやすいので、是非たくさん過去問を解いてみて下さい。

それでは次回!