皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。
初投稿記事です。ちょっと緊張してます。
プロフィールの最後でリハビリを宣言したところで、先ずは現状把握をということで、電験3種・エネ管(電気)・技術士一次試験・電験2種の去年の過去問を解き直してみようと思います。
電験3種を試験会場で受けた年は
- 2013年(平成25年)(理論・電力・機械に科目合格)
- 2014年(平成26年)(法規に科目合格)
なので、およそ2,3年ぶりの再挑戦となります。
毎年、周りで誰かが受験しているので、今年も難易度の話をよくしていたのですが、私が合格して以降の問題は難化しているとのイメージを持ってます。
その時は具体的な問題は見ていなく、「ふーん、そうだったんだぁ」くらいのリアクションしかしていなかったのですが、再挑戦して感じた率直な感想は
えっ、こんな難しかったっけ…?!
って感じです。
正直、解いてて訳わからん問題も有りました。ホントお恥ずかしい話です。
ということで、結果発表です!!
採点結果
80/100点 (?!)
去年電験1種取ったやつの点数とは思えませんね笑
ただ、60分ちょうどくらいで解き終わったこともあり、大目に見て下さい。
正直なところを申し上げると、計算問題は得意(なはず)なんです。
その証拠と言っては何ですが、
- 電験2種の一次試験の理論とか
- その次の二次試験の機械・制御とか
は満点を取っていました。
ですので、先ずは幸先のいいスタートを切るために、今回は理論を一番初めにしたのですが、何とも微妙な点数になってしまいました。
みなさん、電験1種と言ってもこんなもんですよ!
そして電験1種の先輩方、電験1種保持者に名を連ねてしまい申し訳ございません。。。
と、ここまでネガティブな発言ばかりしてきましたが、とりあえずは合格ということで。
調べてみたら、この年度の合格ラインは55点のようですね。ということは、実質85点ということで!
問題を解いてるときの感想
問題毎に細かな感想をメモっていたんですが、皆さんに問題を読んでもらいながらだと手間ですので、要点のみを簡潔に書いていきます。
問題1
不正解 点電荷の電位の公式を忘れてました。
\begin{align}V=k\frac{Q_1Q_2}{r}\\ \end{align}
が出てこなくて、
\begin{align}F=k\frac{Q_1Q_2}{r^2}\\ \end{align}
を使って
\begin{align}F&=-\frac{\mathrm{d}U}{\mathrm{d}r}\\
U&=qV\\ \end{align}
から
\begin{align}V=k\frac{Q}{r}\\ \end{align}
を導出するというかなり周りくどい方法を使って思い出したはいいものの、結局この公式は使っても解けなかったです。。。
問題2
正解 電験3種の受験者にビオ・サバールの公式なんて出しても、その分だけ極端に平均点が下がるようなものだと思うんですが。。
「ビオ・サバールなんて公式の形(分数の形と\(\mathrm{d}\theta\)が入ってた)のは覚えているけど、、、」
とか思ってたら、
- \(H=\frac{I}{2πr}\)
- \(H=\frac{I}{2r}\)
を問う方のパターンか!!と気付きました。
私はアンペールの法則(周回積分を使うやつ)の形か否かで覚えてて、今回はアンペールの法則じゃないから下の方か。となりました。
問題8
正解 ただ、フレミングの法則なんて使わないでここまで来ましたんで、右手なのか左手なのか問われても困ります。。。
私は右ねじの法則と外積の考え方でこのあたりの物理現象を網羅してます。
問題10
正解 過渡現象きました!ただ、時定数は覚えないようにして毎回導出するようにしてるので、微分方程式を思い出しながら解いてました。
問題15
(なんとか)正解 純抵抗の三相負荷への送電する際の送電部分に純抵抗が入っていて、この系が断線した場合の不平衡を問う問題です。
\(\Delta\)-Y変換時の線電流が\(\sqrt{3}\)倍なのか\(\frac{1}{\sqrt{3}}\)倍なのか思い出せなく、導出している時間がないと勘違いしていたので、別の解き方を選択しました。
まとめ と 今後の予定
いやぁ、結構難しいですね。
得意と勘違いしていた思っていた理論でこれですから、この後は思いやられますよ。。。
最大の難関は法規ですね。
2種法規は特別高圧メインで、1種法規は記憶に無いくらいの異次元だったので、高圧以下の法規はほとんど頭に残ってません!!
得点を予想してみると
- 電力:75点
- 機械:85点
- 法規:65点
ってとこでしょうか。
もう少しがんばります。
それでは次回!
問題の解き方というか、考え方が理系の大学を出られた方のそれですね。
根本から理解しているから、公式わすれても導き出せるという。
私みたいにヒィヒィいいながらギリギリ受かった人間とはレベルが違いすぎます。
それにしても一種とは凄い。
遮断器の短絡容量の選定とかまでできちゃうんじゃないですか? もはや設計できるレベルだと思いますよ。
それでビルメンってのはもったいない気がします。(楽な仕事を選ぶにしても)
>ハゲおっさんさん(すみません、名前にさんを付けてこう呼ばせていただきます汗)
コメントありがとうございます!
私のブログの初コメントとなります。
ハゲおっさんさんは他のブログにもコメントされてたので、この中の1つになれて大変光栄に思います!
私は単純に覚えるのが苦手で(語呂合わせは最低限にしてました)、理屈で覚えるようにしていたんです。
ですので、法規はホント鬼門でした。。。
法規は来週アップロードするので、読んでいただければ、私がどんなに苦手としていたか分かるかと思います笑
私の現職に対するスペックですが、このくらい差がある方が返ってストレスフリーなので、特に転職するつもりはありません。
もう1回転職してますしね。
今後ともよろしくお願いします!
是非エネ管とか2種の再挑戦も見ていってください。
ストレスフリーなのは何よりです!
僕レベルでも、ビル管やってる時は無双できました。
だって廻りだれもシーケンサー書き換えできないし、不良のリレー発見できないし
OCRぶっ飛んだ原因特定できないし、っていうかしようともしないし・・・
でもビル管は転勤があるんで戻りたくないなぁと。
一応、僕のろくでもないサイトも張っておきます。はいろくでもない人間です。
コメントありがとうございます!
ビルメンのレベルをかなり越えてますよw
そのレベルなら退職を引き止められますよね笑
サイトみさせていただきました!
今まで見た中で5本の指に入る個性的なサイトでした?!
電験道場のT井さんくらいの濃さですね。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
ケンタさんこんにちは!
私は、工業高校卒(しかも電気科(^_^;) )のくせに電気のことが分かってないので、記事の中の問1の公式、丸覚えです。
F、E、V、の順で覚えました。
導出されているdが微分らしいという事がうっすらわかる情けない学力です。
(微分でなかったらすみません。)
電気科と言っても、ダムの構造を勉強したことと、電工の技能試験がとにかくプレッシャーだった事、98シリーズのパソコンでBASICで遊んでいたことぐらいしか覚えておりません。
それに高校卒業して20年近く経っているので3種の内容が実に新鮮です(/ _ ; )
こんな状態ですが畏れ多くも2種までいつかは取得したいので、ぼちぼちがんばります。
記事の更新楽しみにしています!
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
>やまさきさん
コメントありがとうございます!
導出にあるdは微分のことで、合ってます。
この辺りの導出は大学の古典物理から引っ張ってきた導出なので、覚えなくても問題ないかと思います!
私も受験生のときは暗記をしていました。
覚える順番は人それぞれで、自分に合った覚え方を見つけてみて下さい!
ちなみに少し説明をすると、エネルギーはメートルの次元(rは変位のことで、次元はメートルです。)を1つ下げると、力になります。
F=mg ⇔ U=mgh も同じ関係性です。
ただ、電位エネルギーは分母にrが来ているので、微分してもプラスになるようにマイナスを付けています。
ケンタさん
ご返事ありがとうございます。
古典物理ですか!
んーーなるほど。。
図書館によく行きますのでちょっとチェックしてみたいと思います。
それと後半に書いてくださっているご説明、私の学力ではおいてきぼりをくらっていますので精進したいと思います。
F=mgはニュートンが発見したやつでしたっけ?そんなレベルです。。
まずは三角関数、微積などの基本がなってないので通称亀さん先生の本を読んで見ます。
電気も含めですが、物理の世界は奥深くワクワクします。
お返事ありがとうございました!
高校でやる古典物理はとても広範ですので、電験とかには以下の4つくらいで十分です。
・等加速度運動(エネ管、3種理論)
・運動方程式(エネ管)
・等速円運動(3種理論)
・力のモーメント(3種電力)
私が書いたFとUの話は、どちらかと言うと力学的エネルギー保存則の話ですが、そこにはバネとか出てきて正直電験には必要ない部分が多いです。
F=mgとは質量m[kg]と重力加速度g[m/s^2]の積が力F[N]になるっていう式で、重力の力の大きさ(自由落下運動の運動方程式とも読めますが)の式です。
ニュートンの有名な式はma=Fで、もっと一般的な記述をしている運動方程式ですね。
エネルギーUは力Fの蓄積ですので、
U=∫Fdr
で覚えた方が分かりやすいと思います。
(力学的エネルギー保存則全般を勉強するよりかは、こういった物理量の相関関係を覚えるだけにしておいたほうが寄り道が少ないと思います。)
こんばんは。問15に書いてあります
>
単相回路だと電圧降下定数が2で、三相回路だと √3
ってやつです
この問題でこれらの定数をどう利用して計算するのでしょうか
お暇な時でいいので教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします
>コンボイさん
コメントありがとうございます!
自分で書いてて解き方を忘れました笑
思い出しながら記事を書いてみます。
今は他の方に頼まれたパワエレの記事を書いていますので、その後となりますが、しばらくお待ちください。
ありがとうございます!楽しみに待ってます
試験までにはよろしくお願いしますm(__)m