皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。。。今回は本当に疲れました。。
タイトルの通り今日は機械の再挑戦をしたのですが、結果は散々でした。
散々過ぎて電験の免状を持っているのが恥ずかしいくらいです。
下で採点結果を発表する前に、色々と言い訳説明をさせて下さい。
まず、電験3種は電験2種以降と少し趣が異なります。
特に電験1種まで行くと顕著になってきますが、不得意な単元はスパッと切り捨てることがし易くなります。
どういうことかという説明をする前に、電験2種以降の受験システムについて説明します。
電験2種以降は3種と受験システムがガラッと変わる
電験2種以降は一次試験と二次試験に分かれています。
一次試験は電験3種と同じように選択問題制の4科目(理論・電力・機械・法規)です。これら4科目を3年以内に合格すれば、二次試験に進むことができます。
そして、二次試験は筆記試験です。筆記試験は電力・管理と機械・制御の2科目しかありません。
が、科目合格というものは無く、
- 2科目とも平均点を超える
- 合計得点率が6割を超える
の2つを同時に達成しないと合格することができません。
初年度にこれらを達成できずに不合格となってしまったときは、翌年は二次試験から受験できます。
しかし、それでも不合格のときは一次試験の4科目受験からやり直しとなります。
「問題選択」が幾らか易しくしてくれている
これだけだと二次試験まで合格することがかなり難しく感じるでしょうが、実は「問題選択」によって幾分易しくなります。
電力・管理:論述や計算問題6問の中から4問
機械・制御:ほぼ計算問題4問の中から2問
を選択して回答すればいいのです。つまり、それぞれ2問は選択しないで済みます。この「選択しない」というシステムのおかげで、私のような論述問題切り捨ての計算特化型でも合格できるようになっています。
「選択しない」ことによる弊害
私はサイリスタが大の不得意です。ですので、二次試験の機械・制御では同期機・誘導機・自動制御から選択するようにしていました。
二次試験はそれで良かったのですが、一次試験ではサイリスタが必須問題であるため避けて通れません。
ということで、その分失点しやいです。はい。
一応、試験直前には色んな導出を覚えていたものの、時が経った今はさっぱり忘れています。なので、今回のサイリスタ問題は結構間違えました。
でも、今回再挑戦して感じたのは、「そもそも、乱雑ながらも知識が入っているはずの肝心の棚がもぬけの殻なのでは…?」という疑念です。
もう起こってしまったこととして対処していくしかないんでしょうか。。。
なにはともあれ、それでは結果発表です!
採点結果
70/100点
本当にこの記事を書こうか、ひいてはこのブログを全世界へ発信しようかを真剣に悩みました。
この記事の最後に「機械は電力より好きだったので、80点以上は取りたいですね。」とか書いていますが、ぎりぎり70点でしたよ!!
今回も平成28年度のボーダーラインを確認したところ、55点ということが判明しました。
ということは実質75点はいってましたね。
1つだけ読者の方にポジティブなことを書かせてもらうと、今年の問題で70点以上取れた方は電験2種を取れる可能性を十分に秘めています!!!
半分は冗談ですが、半分は本気です。というのも、下でも書いてあるように、一部電験2種(しかも二次試験)レベルの問題が出てきているので、その問題が解けた人は少なくとも電験2種合格に半分足を踏み込んでいます。
問題を解いているときの感想
総括
この次の節では印象に残った問題を1つ1つ書いていこうと思うので、スキップしたい方は最後のまとめまで進んでしまって構いません。
ここでは総括ということで、全体の感想とかを書いていきます。もう私が何を言っても信頼できないかもしれませんが、書かせて下さい笑
今回は一部電験2種レベルの問題が出てきていたような気がします。具体的には問9,13,15,16あたりでしょうか。「私はサイリスタが苦手」というバイアスを無視しても、4/17問と結構な割合でハイレベルな問題が出ているような気がしました。
電験3種とか2種とかの区切りは正確にできていないので何ともいえませんが、経験上そんな感じがします。
試験会場でこの問題を解いた方はお疲れ様でした。特に始めて電験という試験を受けた方は、こんな問題が出てきたら頭が真っ白になってしまうのではないでしょうか。
それでは個別に書いていきます!
問1
不正解 「直流分巻」ってなんだっけ?というところから始まりました笑 すぐに等価回路図は描けたものの、
- トルクの公式\(T=kΦI_\mathrm{a}\)
- 逆起電力の公式\(E=kΦn\)
が全く出てきませんでした。現役の頃は電磁誘導の公式から導出できるレベルで覚えていたのですが。。。
問5
正解 同期電動機のV曲線の問題でした。界磁電流を強くすると電機子電流が遅くなるのはベクトル図を書き出して都度考えるようにしていたのですが、きちんと書き出せるままでした!!
ということで、難なく正解しました。
問7
不正解 磁気漏れコイルって何だっけ?という状態でした。解説は理解できたのですが、正直電験3種受験時も知らなかった知識かと思います。(というか、それ以降でも学習していないような?)
ちなみに正解の選択肢と迷って、見事不正解の選択肢を選びました。
問9
不正解 典型的な昇圧/降圧チョッパ回路において、取り出す電圧を答える数値問題でした。私は毎回導出して、この回路が昇圧なのか降圧なのかから考えるようにしていたのですが、そもそもの導出ができず不正解でした。(正確にはそれっぽい式を書けたのですが、選択肢に回答がありませんでした。)
問15
(1)は正解 同期発電機の内部誘導起電力と、負荷接続時の接続点における電圧についての問題でした。これは明らかに電験2種レベル(しかも2次試験)ですね。受験生のときに間違わないように気をつけていた箇所で、きれいに同じように間違いました。ちょっと詳しく説明すると、発電端から接続端の方の分圧を答えてしまったんですね。で、数値が合わないということで、時間を浪費してしまいました。
問16
(1)は正解 サイリスタは大の苦手なのは認識した上で(学校で習わなかったですし)、制御遅れ角と実効値の公式は導出できるようにしていたのですが、実効値の定義から思い出していたためどこかに記憶の齟齬があり、間違った選択肢を答えてしまいました。
導出は「公式を丸暗記しないで済む」という大きなメリットがある一方で、導出の道筋を忘れると全く答えられないというデメリットもありますね。今更ながら実感しました。
まとめ と 今後の予定
冒頭の部分でサイリスタが苦手とか書いていますが、結果をつぶさに読んでいくと同期機でも不正解になっているのがわかりますし、どうしようもないですね…
私が機械で得意なのは誘導機と自動制御ということでお願いします。
ここは真摯に反省をして、もう1度テキストの復習を始めた方が良さそうな気がしてきました。
とは言いつつも、「リハビリとして過去問を解く」というコミットしたことは復習に優先して続けるなければなりません。
棚卸しが全部終わった段階で、(電験3種、エネ管、技術士補、電験2種の過去問をとき終わった段階で)今後の方針を再設定したいと思います。
ということで、次は幾つかの試験で一発合格を阻んだ一番の鬼門である、法規に再挑戦です!!
それでは次回!
ケンタさんこんばんは!
70点が凄い点数と感じるのは、まだまだ私の知識不足でしょうか?
難関の機械でこの点数、しかも公式天下りでないのですから。。
3種と2種以降の違い、勉強になります。
>やまさきさん
コメントありがとうございます!
また、本日は友だち登録の件でお世話になりました!
仮にも電験1種保持者ですので、90点は取りたいと思っていたのですが。。。
私の中での電験1種保持者のイメージは、電気の神様ですので全ての問いに答えられるレベルなんです笑
もう少しリハビリしていきます。
俯瞰した意見は比較的書ける経験をしていますので、これからも受験者の皆様にプラスとなるような情報を発信していきます!
今後とも当ブログを何卒ごひいきに。
ケンタさんおはようございます!
たいへん失礼しました(-_-;)
3種平民
2種天皇
1種神様
ということを失念しておりました。
申し訳ありませんでした。
ケンタさんは仮とおっしゃいますが、1種ホルダーは次元が違いすぎます。。
せっかちな性格です。。お許しください。
リンクフリーとお書きになっておられたので、ライブドアさんでブログを始めて、リンク早速貼らせていただきました。
私のは単なる日記ブログです。
どうぞよろしくお願いいたします。
>やまさきさん
コメントありがとうございます!
全然気になさらないで下さい。
リンクありがとうございます!
やまさきさんが初リンク設定者です!
今後も当ブログをよろしくお願いします。