受験業界研究

TACにまたまた新しい講座ができたようです

皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。

 

何となく、新年が明けても年度が替わるまでは電験的には間延びしそうな時期です。

電験1・2種については2月上旬の二次試験合格発表までイマイチ勉強する気にはなれないでしょうし、電験3種についてはまだまだ9月まで余裕というか、遠すぎて頑張りどころが分からない時期でもあります。

そんなこんなで2月のtwitterで電験1・2種の合格報告をされている方を何気なく見ていたら、↓こんな↓ツイートを見つけました。

つい先日もTACの記事を書いたところですが、気になってしまったのでブログの更新頻度が落ちてきたこともありますし、勢いに任せて調べて、勢いに任せて書いてみようと思います!

前回記事の振返り

前回は

  1. カリキュラムが細分化
  2. 講師陣の厚みが増加
  3. 講座外のオプション(質問対応)の限界(回数)を突破

ということを記事にしました。

 

今回は1を更に細分化したことについて少し掘り下げてみます。

一言で言うと本科生がコンパクトになった

TACにはメインのコースとして4科目完全合格本科生というのがあります。

このコースは

  • 電気数学も教えつつ
  • 4科目を抜け目なく教えつつ

という基本かつフルセットのコースのようです。

というかページを見ていて気付いたのですが、また講師の方が増えてます!

これの計算問題特化版が今回のlightコースとのこと。

計算問題特化版とは?

その名の通り本科生のうち、

  1. 電気数学(あり/なし 選べます)
  2. 4科目の計算問題
  3. 予想全国公開模試

に絞っています。そのせいもあり、理論機械電力法規 の順にカリキュラム数が減っていきます。

以前記事にしたように、TACの参考書は行間を埋めるような説明が初めからされているので、暗記することに関しては、単純暗記に陥らずにきちんと原理・原則に則った暗記がしやすいです。

自分の勉強法を振り返って皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。 最近、空き時間を見つけては電験3種の勉強し直しをしています...

しかし、計算問題については、計算力がないと解法の全体感を把握できずに細部に捕らわれやすくなってっしまったり、強弱付けずに解法を頭から単純暗記してしまったりする可能性があります。

 

そういう方にとっては痒い所に手が届くコースになるのではないでしょうか。

計算問題には勘を使えない

加えて言うと、計算問題では”勘”を使いにくいです。

文字計算であればある程度選択肢を絞れることがありはするものの、そういった問題は全体から見れば少ないですし、数値問題で言うと小手先のテクニックというものはなく、わからければ純粋な1/5の確率の選択となります。

サイコロよりは当たる確率が高いですが。。。

一方で語句問題は、部分的にも自信があるところがあれば選択肢を絞れていき、1/2の確率までもっていくことはそれ程難しくはありません。

 

こういったことから、計算問題はきちんと解けるようにしておくと得点アップが見込めやすいです。

計算問題をきちんと解けるようになるためには

「きちんと解けるようになる」というのは、理想的には問題を読んだ瞬間に解法の道筋がパッと思い浮かぶようになるレベルです。これには、

  1. 問題ごとのエッセンスを理解しておくこと
  2. 呼吸をするように計算ができること

の2つが必要です。

もともと2ができている人

学生のときから計算が苦手でない人は2をクリアしていると言えます。そういう状態であれば、式さえ立ててしまえばもう正答としても良いくらいです。

こういう方が計算問題において更なるアドバンテージに立っているのは、模範解答の中からエッセンスを見つけて自分の血肉にするスピードが格段に速いということからも言えます。

贅肉をそぎ落として解説を見ることができるということです。

これから2の状態を目指す人

ということは2がクリアしていないと、そもそも計算問題を消化していくのが無理かと言うとそうでもありません。

人(例えば講師)の口から解説がされる形であれば、その人なりの解法のポイントに力点を置いた解説をしてくれるので、要点を自然と掴めると思います。

テキストを読んでいると、頭から一本調子で読んでいくことになり、どこがこの問題のミソなのかが判然としません。

ということで、計算問題だけでも講義形式で学習するのは理にかなっているのではないでしょうか。こういった環境であれば、1と2を並行して身に着けられると思います。

 

ちなみに、電験2種の二次試験には筆記形式の計算問題があり、3種でこういう訓練をしておくとインプット(解法の理解)アウトプット(解答の作成)のどちもがスムーズになると思います。

学習フォロー体制は変わらず盤石

TACが提供してる他にないオプションとして

  • 質問対応
  • 自習室

があります。

質問対応

分からないところがあれば回数を気にせず無制限に質問できるそうです。

特に計算問題については、

  • なぜテキストのように計算されていくのか
  • 私の計算方法はどこが間違っているのか
  • オリジナルの別解を考えてみたけど、なぜ結果が答えと合わないのか

等の型のない柔軟な疑問が出てくるものですし、TACの質問対応はそれを許容しています!

回答する側は大変でしょうが笑

自習室

資格試験の勉強はいかに自分を追い込めるかが勝負です。

会社の後に自宅に帰らず強制的にカフェとかで勉強するのも手ですが、それだとどうしてもお金がかかってしまいます。

それに対して、TACであれば空き教室がある限り自習室として使えるので、コスパ良く自分を追い込めると思います。

自習室であれば静かで集中できるはずです。

もう1つの比較項目

「これは…?!」と思って申込みをしようしたところで、もう1つ大きな問題が出てきます。それは受講料です。

ということで、他社大手のコースと比較してみました。

TAC
SA社
SH社
価格
128,000~148,000円
108,800~138,800円
100,000~163,000円
コース特長
・計算問題に特化
・最も売れているであろうみんなが欲しかったシリーズをテキストとして使用
・試験内容を全般的に解説 ・試験内容を全般的に解説
オプション
・自習室を使い倒せる
・どのような形の質問も無制限にできる
予想全国公開模試を利用できる
・スマホで繰り返し学習できる
・回数に上限があるがスマホのカメラ機能を使って質問できる
・スマホで繰り返し学習できる
・30日間返金保証
・電話でも質問できる(回数上限は不明)
・スマホの補助教材が豊富
総合

どちらもSで始まるのでこのような英語表記になっています笑

なかなか比較が難しいかったです…TACのlightコースは本科生の廉価版とは言え、独学ではやりにくい計算問題だけでもTACのブースト(コースもオプションも)が使えるなら、他社よりは使いやすいのではないかと思います。

また、自習室質問対応をいかに使い倒すかは、本人がいかに能動的に取り組めるかにかかってきますので、受動的に学習していこうという方はほかのコースが良いかもしれません。

lightコースを作った背景を推測してみた

とまぁ、ここまで少し真面目に書いてきまして少し疲れてきました笑

ということで緩い内容も笑

TACの更なるコース細分化のページを見て私が最初に感じた印象は、まさか最終的に四谷学院の55段階講座になるのか?!というものでした。

まぁ55段階はやりすぎだとしても、受験者が選べるメニューを用意するというのは、予備校経営として至極真っ当なんだと思います。(←なぜか上から目線)

 

これまでいろんな資格試験を受けてきた方は、暗記はなんとかなるとしても、計算問題については特に文系の方は手も足も出ないという人が多いのではないでしょうか。

そういう方に絞って(本当のところはわかりませんが)コースを用意したのかもしれません。

まとめ

電験は独りで学習することには限界があり、特に計算問題はお手上げになりがちです。

(ほかが余分とは言いませんが)計算問題に特化したコースというのはそういう方にとって学習の効率を上げるだけでなく、TACであれば自分を追い込める環境色んな質問をできる体制も整っています。

この記事が語句問題は何とかなるけど計算は…という方の一案になれば幸いです!

 

……

と、今回は久々の長文記事となり大変疲れました。。。

これをGoogle先生が2記事分と判定してくれれば大変助かるのですが笑

 

それでは次回!

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