勉強のコツ

試験会場に持ち込める『最強の武器』

電験 電卓 おすすめ 必要性

皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。

 

試験勉強をするにあたって、日々の勉強セットを固めている人は多いのではないでしょうか。

電験2種一次試験の勉強をしていた頃の私の勉強セットは、以下の7つです。

  1. その日の勉強する科目の参考書
  2. 電験三種 完全攻略(辞書として)
  3. ノート(モチベーションアップのためにナンバリングしてます)
  4. 筆記用具(耳栓ケース付き)
  5. 電卓
  6. コーヒー(ボトルに入れたブラックです。カフェインはです)
  7. スマホ(調べ物用に)

平日は仕方なく家で、休日はこれらを持って図書館で勉強していました。

 

このリストの中にタイトルにある「最強の武器」が含まれています。

…それは「電卓」です!!

【2018.12.19更新】当記事は新電気2018年10月号にも掲載されています。
その掲載記事について新電気読者の方からお便りをいただきましたので、勝手にブログ記事にさせていただきました!
【電験3種版】試験時間内で素早く効率的に解く方法皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。 オーム社さんの新電気には、10月号から12月号までかれこれ...

ひのきのぼうを使っていませんか?

ここで言う、「ひのきのぼう」とは100円ショップで売ってるような、手のひらサイズの電卓のことです。

せっかく、関数電卓以外ならばどんな電卓を持ち込んでも良いのですから、是非皆さんには、使い勝手が抜群の電卓を持ち込んでほしいと思います。

 

ちなみに余談ですが、電験1種二次試験の試験会場で上記の電卓を使用している人がいました。

電験2種二次試験もそうですが、二次試験は計算量が非常に多く、電卓の機能をフルに使わないと到底解き終わりません。明らかに時間のロスです。

ケンタ
ケンタ
電験1種二次試験では、7桁の数字からなる2×2正方行列を延々と計算していく問題が普通に出題されます。辛かったです。。。

残念ながら、比較的計算量が少ない電験3種でも、この種の電卓を使っている人をチラホラ見かけます。試験で許されている下のような電卓を使えば、100均電卓を使っている人と比べて、理論科目だと少なくとも5分は、時間を計算以外のことに回せるのではないかと思っています。

しかし、私は正直この電卓をお勧めできません。

その理由は MRC です!(理由は後述します。)

なぜ電卓にそこまでこだわるのか?

たかが電卓ですが、電卓の機能をフルに使えるようになると、途中計算式を試験問題の余白に書かなくて済むようになるので、

  1. 計算時間を短縮できる
  2. 書き間違い・打ち間違いによる計算ミスを防げる

ことが期待できます。

この効果はエネルギー管理士以降で顕著になってきます。電験2種や電験1種まで目指している人は、是非この機会に自分の計算方法を見直してみて下さい。

電験3種の理論や機械などでボーダーラインにいる人も、出来る範囲で見直してみて下さい。合格にぐっと近づくと思います。

関数電卓は日々の勉強でも使用禁止です。

これは是非自分ルールとして下さい。

関数電卓は複雑な計算もできますが、それに慣れてしまうと本番ではなれない電卓を使うことになります。呼吸をするようにこれから教える機能を使えるようにしてください。

私は積分とか特殊な計算以外ならば、普通の電卓の方が早く計算を終わらせる自身があります。

電験の計算問題に必要な機能

イメージをしやすくしてもらうために、私の電卓を例に説明していきます。

ケンタ
ケンタ
私はこの電卓の 税込  GT  %  CE 以外を常に使用しています。 CE は後述する → の下位互換で、 GT はメモリ機能の下位互換ですので、使用していません。

私が常に使用している機能は

  1. 逆数
  2. 2乗
  3. メモリ機能
  4. プラス・マイナス
  5. 1字消去

です。重要度で言えば「メモリ機能」が群を抜いて最高なのですが、説明のしやすさの関係でこの順番になっています。それでは順に説明していきます。

皆さんが既に使っているであろう √ は説明を省いています。

逆数

電卓によって逆数のコマンドは違います。今回は私の電卓の場合で説明します。

\begin{align}\frac{2}{3-2.1}\\ \end{align}

の計算をしたいときは

 3    2.1  

で一度答えを出して、

正確に書くと 2   .   1 ですが、視覚的なわかりやすさを重視して、 2.1 と表記しています。

 ÷   = 

逆数を計算して、

 ×  

で答えが出ます。

 

簡単な数字で説明しましたが、分母に\(π\)が入ってきた場合に、この機能はかなり重宝します。

 

例えば、以下のような問題のときを考えてみましょう。

\begin{align}\frac{2}{3\pi-2.1}\\ \end{align}

一度分母を計算して、7.3245を問題用紙に書き、(\(\pi=3.1415\)としています)

 2   ÷   7.3245  

とかやっていますと、時間がとてもかかり、書き間違い・打ち間違いが起こる可能性があります。電験3種の場合は、どこかでミスをすると選択肢の数値と計算結果がずれるため、手戻りが発生します。エネルギー管理士以降は、計算ミスをしても計算をトレースする以外に確認のしようがないので、部分点さえももらえない可能性があります。

2乗

\begin{align}( 4.1-2 )^{2}\\ \end{align}

の計算をしたいときは、先ず中身の計算をして

 4.1    2  

一度答えを出して、

 ×   ×  

とすれば2乗が計算されます。

メモリ機能

電卓機能の中で私が1番使って欲しい機能です。

先ず、メモリ機能の概念を説明します。メモリ機能とは、電卓そのものの記憶機能でして、途中計算結果を電卓に覚えさせることができます。

電卓の中に棚があって、そこに数字を出し入れするイメージです。

この記事で説明する機能を全て使えるようになると、問題用紙を使わずに

\begin{align}\frac{ 31-\sqrt{ 31^2-4 \times 5.5 \times 8 } }{ 2-0.1^2 }\\ \end{align}

電卓だけで計算できるようになります!(最後にやり方を説明します)

なお、 MRC ボタンが付いていると、この計算は電卓だけでできません。

そういった意味もあり、私が使用している電卓をお勧めしています。

M:Memory(記憶)、R:Recall(思い出す)、C:Clear(消去する)のことです。

ここでは上式の分子の一部

\begin{align}\sqrt{ 31^2-4 \times 5.5 \times 8 } \\ \end{align}

にクローズアップして説明します。

 31   ×   ×   M+                :メモリ【961】

初期状態ではメモリの数字はもちろんです。そこに M+ を押すことで、961という計算結果がメモリに加えられます。つまり、ここまででメモリは961になります。
 ×   × のあとに = を挟んでも同じ結果になります。

 4   ×   5.5   ×   8   M-           :メモリ【785】

961が表示されている状態で 4 を押しても問題ありません。気になる場合は、 4 を押す前に C を押します。 C とはメモリを消去しないご破算です。メモリ消去も含めるご破算は CA です。

 RM   √ 

で答えとなります。

176が表示されている状態で、 RM を押しても問題ありません。

プラス・マイナス

この機能はメモリ機能を使うまでもない場合に使用します。最も多用するのは三角比の計算をする時です。例題として、力率0.8のときの\(\sin\theta\)を計算してみます。

\begin{align}\sqrt{ 1-0.8^2 } \\ \end{align}

を計算するときは

 0.8   ×   ×   =   +/- 

計算結果0.64にマイナスが付きます。

 +   1   =   √ 

-0.64の表示を残したまま打つのがポイントです。

で答えとなります。

1字消去

四則演算途中で数値の打ち間違いをした時は、 C ではなく、 CE を押すことで一応の対応はできます。

\begin{align}4\times 5.5 \times 8.74\\ \end{align}

という計算をしたいとき、

 4   ×   5.5   ×   8.8 

と打ち間違えてしまった場合は、 8.8 までを打った状態で

 CE    8.74   = 

と打てば答えを出せます。

 

些細なこだわりですが、私は 8.8 までを打った状態で

 →   74  

としています。1字だけ消去したいときはを使っています。

というのも、電験1種二次試験では答えの有効数字が5桁となる問題が出てくるので、その答えを出すために多めに7桁で計算をしていく必要があるからです。

膨大な四則演算をした最後の6桁目で打ち間違いをした場合は、を使って手戻りや打ち間違いを少なくしています。

私の「最強の武器」

ここで改めて、私の電卓に話を戻します。

この電卓は、私が2013年に電験の勉強を始めてから今でもずっと使っています。

この間に電池を交換したことはありません。試験途中で電池が切れるのを心配して、試験会場にボタン電池とドライバーを持っていったりしたことがありますが、太陽電池が付いているお陰で1度も電池交換をしたことがありません。

 

この電卓は機能ボタンが分かれていることもさることながら、角度の調整を2段階で行うことができます。(写真は高くしたときです。)

好みによりますが、画像のように使うと手の負担と誤タッチが少ないような気がします。

 

また、皆さんはシャーペンを持ちながらどう電卓を使っていますでしょうか。私は写真のように親指でシャーペンを持ちながら使っています。

電卓にもキーボードと同じようにホームポジションがあります。中指が 5 のところです。

簿記では左手で電卓を打ちながら、右手で計算結果を書いたりしますが、私はそんな器用なことができなかったので、今の形に落ち着きました。

まとめ

ここまで読んで頂いた方は、電卓の選び方・使い方がどれだけ重要かが分かっていただけたかと思います。タイトルの「最強の武器」とはそういうところから来ています。

電卓の機能は今回紹介した以外にもいくつか有るかと思います。できる範囲でマスターしてみて下さい。マスターした分だけ合格に近づけると思います。

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おまけ~複雑な計算~

\begin{align}\frac{ 31-\sqrt{ 31^2-4 \times 5.5 \times 8 } }{ 2-0.1^2 }\\ \end{align}

の計算方法の1例を解説します。(他の方法があるかもしれませんが、「私の場合」はこんな感じです。)

 

複雑な計算をする場合は、1番複雑な箇所から計算を始めるようにして下さい。今回で言うと√の中からスタートになります。

また、個人的な好みとしてメモリ機能は M+ から使うようにしています。特に理由はないです。

 

それではどうぞ。

分子の計算

 31   ×   ×   M+      :メモリ【961】

 4   ×   5.5   ×   8   M-    :メモリ【785】

 RM    +/-   +   31   =   CM   M+    :メモリ【2.9821…】

RCM となっている電卓では、メモリを消去するのに2度 RCM を押す必要があります。 RCM を押す1度目は RM と同じことになり、途中の計算結果が消えて、メモリ数値が表示されます(上で言うと CM のところで、2.9821…が消えて785が表示されます)。その後もう1度押すことで、やっとメモリが消去されます。つまり、 RCM となっている電卓では、この計算が電卓だけでできないことになります。

分母の計算

 0.1   ×   ×   =   +/-   +   2   =      :メモリ【2.9821…】

分母と分子の合体

分母の結果を表示したまま

 ÷   =   ×   RM  

で答えとなります。

 RM は単にメモリの呼び起こしだけでなく、計算の途中にメモリした数値を挿入することもできます。

この「計算の途中にメモリを入れる」ができることで、計算がかなり楽になります。

単に問題用紙を使用しないというだけでなく、有効数字を気にせず【2.9821…】という数字をそのまま計算に使えるので、有効数字処理で数値が1ずれるという減点要因を除くことができるからです。

電験2種二次試験では最初から最後まで、この有効数字処理の正確さがつきまといます。それを電卓の機能を使うことで回避できるのは、非常にありがたいことです。

 

以上、おまけでした。

POSTED COMMENT

  1. やまさき より:

    ケンタさんおはようございます。
    この記事、ぜひ参考にさせていただきます。
    電卓でここまで使えるとは盲点でした。
    さっそく電卓ポチって使いこなせるようこのエントリー何回も見直します。
    ありがとうございました!

    • ケンタ より:

      >やまさきさん
      コメントありがとうございます!

      電験2種では単位法を使わない計算が殆どですので、どうしても計算が面倒になります。
      (単位法では電圧6,600Vを1.0に置き換えて計算ができますが、使い慣れないと計算結果がとんでもない方向に行ってしまうので、注意が必要です)

      是非3種の頃から電卓に慣れて下さい!
      私も3種の頃から、記事の機能を使えるようにしていました。

  2. 梅三郎 より:

    こんにちは。

    この記事で書かれている「RM/CM」キータイプの普通電卓を使っており、使い辛く今まで難儀しておりました。
    2種二次受ける(かもしれない)にあたり、思い切って買い換えます。Amazonでポチりました..

    っと思ってCASIOのWeb見てたら、2窓タイプってのがありました。
    試験使用はその案内に明記がなく禁止ではないようですが、いちゃもんつけられると面倒なので普通のにします。

    逆数のキー操作は知りませんでした。
    いつも有益な情報をありがとうございます。

    P.S.
    √内の31^2が3.1^2とミスタイピングになってます。

    • ケンタ より:

      >梅三郎さん
      コメントありがとうございます!

      2種ではメモリ機能を使えないと時間がかかって仕方が無いですからね笑

      あと、記事修正しました。
      ご指摘ありがとうございます。

  3. カーペンター より:

    ケンタさま 謹んで拝読
    電卓の解説、とても分かり易く素晴らしい内容です。
    是非、税込・税抜 キーも使いましょう! 73.2%を設定することで、
    三相交流の計算が、いっそう正確に、すばやく出来ます。
    私は、EL-N36と同等のモデル EL-N942を使っていますが、税率ボタンに
    タッチすることが、もはや快感ですらあります。
    電卓としては最上級モデルで一生もの(?)と考えると、受験勉強だけで使う参考書と
    比べれば、決して高くはない買い物と考えて受験の半年前に購入、12桁表示はとても
    ご機嫌な機能です。

    • ケンタ より:

      >カーペンター
      コメントありがとうございます!

      確かに税込機能は使えますね。あとで、追加記事を書かせていただきます!
      解答が3桁のときは多目に5桁で計算する必要があり、1.7320までが必要なのですが、1.732でも計算上はおなじですね。

      1種に至っては5桁で答えることもあるので、そのときは1.732050まで必要ですが、1種は基本的に単位法なので使うことは無さそうです。

    • HA2SE より:

      カーペンター様のコメントを見て税計算機能に興味が湧き
      私手持ちの 税率 税込 税抜 3つのボタンの有る電卓で
      CA 3 √ – 1 × 1 00 = 税率 税込 と打ってみたら
      【73.205080756】11桁の税率が設定出来ました。
      計算の途中に現れた数値を税率としてメモリすることも、
      計算の途中に税率を数値として挿入することもできます。
      これって上書き形の第2メモリーが隠し機能・・・
      キヤノンの HS-1200TL でおまけの複雑な計算をすると
      (31-√(31^2-4*5.5*8))÷(2-0.1^2)
      CA 3 1 × M+ :メモリー【961】
      4 × 5 . 5 × 8 M- :メモリー【785】
      MRC √ +/- + 3 1 = 税率 税込 :税率【2.9821485478】
      . 1 × = +/- + 2 ÷ = 税率 税抜 = :答え【1.49856710944】
      上の計算は分母の計算にメモリーを使ってない、ある意味簡単な計算ですが、
      分母の計算にメモリーが必要な本当に複雑な計算にも簡単に対応できます。

      (31-√(31^2-4*5.5*8))÷(2/3-0.1^2)
      分母の 2 を 2/3 に変えた複雑な計算は3行目まで上と同じで4行目は
      CA 2 ÷ 3 M+ . 1 × M- 税率 税抜 ÷ MRC = :答え【4.54134296623】
      googleで式をコピペして検索すると 4.54134296613 とでます。

      こんなんもできます。複素数の割り算
      6600(5+9i)÷(3+7i)
      CA 3 × M+ 7 × M+ MRC ÷ 6 6 00 = 税率 税込:税率  【0.00878787878】
      CA 5 × 3 M+ 9 × 7 M+ MRC ÷ 税率 税抜 = :実数部 【8875.86207692】
      CA 5 × 7 M- 9 × 3 M+ MRC ÷ 税率 税抜 = :虚数部【-910.344828402】
      googleで式をコピペして検索すると 8 875.86207 – 910.344828 i とでます。
      1行目で6600で割った為、有効桁数が9桁(8桁?)になってますが、気にしない。
      GTでも計算はできますが・・・
      キヤノンの HS-1200TL は CA 一発でメモリーまで消えます。
      私の使い方ではキヤノンの HS-1200TL が最強の武器だと思います。
      キヤノンの HS-1210TU で税率をGTに変える電験受験用電卓としては最悪の・・・
      メーカーは普通の電卓で複素数の割り算の計算をしているとは考えないので・・・

      蛇足、EL-N36 のような GTスライドスイッチ付き電卓(CITIZEN DM6005)で複素数の割り算
      GTON GTスライドスイッチを GT 位置にする。
      GTOFF GTスライドスイッチを・位置にする。とすると
      6600(5+9i)÷(3+7i)
      GTOFF CA 3 × M+ 7 × M+ RM ÷ 6 6 00 GTON = GTOFF:GT 【0.00878787878】
      CM 5 × 3 M+ 9 × 7 M+ RM ÷ GT = :実数部 【8875.86207692】
      CM 5 × 7 M- 9 × 3 M+ RM ÷ GT = :虚数部【-910.344828402】
      1行目の GTON のタイミングがつかみにくい人は 6 6 00 = GTON + 0 = GTOFFでも良いです。
      6 6 00 = GTON = GTOFF はだめです。+ 0 = には色んな意味、働きがあります。
      GTOFF の状態では = を押しても GT に加算されなくなりますが読み出しは可能
      GT 2度押しや CA で消えます。なので、分子の計算前には CM でメモリーだけをクリアです。

  4. とおりすがり より:

    こんにちは。
    分子の計算のところで疑問に思ったので質問させてください。
    手順の3つ目のところなんですが、最初のRMの代わりにMRCを2回押して後半のMCをなくせば計算できるのではないでしょうか?
    MRC電卓を持ち合わせていないので間違っていたらすみません。

    • ケンタ より:

      >とおりすがりさん
      コメントありがとうございます。
      確かにその方法でもできることに気付きました。

      ただ、CMはメモリ部分のご破産をする直前で使った方が感覚的に使いやすいと思います。ご紹介いただいた方法では、結構後ろの方の操作を見越して前もってMRCを2回押さなければならなく、私ならば混乱してしまいます。

    • HA2SE より:

      とおりすがりさんへ
      CM の代替操作は + MRC MRC 0 の4つのキー操作が必要になります。
      おまけの複雑な計算は
      (31-√(31^2-4*5.5*8))÷(2-0.1^2)
      CA 3 1 × M+ :メモリー【961】
      4 × 5 . 5 × 8 M- :メモリー【785】
      MRC √ +/- + 3 1 (=) + MRC MRC 0 M+ :メモリー【2.9821485478】
      . 1 × = +/- + 2 ÷ = MRC = :答え【1.49856710944】
      31の後の (=) は省略可という意味です。
      MRC電卓を持ってない人は3行目を
      RM √ +/- + 3 1 (=) + RM CM 0 M+ :メモリー【2.9821485478】
      とすることで計算器の表示の変化する様子がみられます。
      カシオ以外の GT 付き電卓を持ってる人は
      CA 785 = √ +/- + 3 1 (=) + GT GT 0 = :GT【2.9821485478】
      GT に値が格納されるのがわかると思います。
      カシオの GT は2度押しで消えないが、
      カシオ以外の GT は2度押しで消えるように思います。

      • HA2SE より:

        ネットを見ていて CM M+ の代替操作は – MRC M+ を見つけました。
        おまけの複雑な計算の3行目は
        MRC √ +/- + 3 1 – MRC M+
        でメモリーは【2.982148547】になります。
        無駄な計算のため1桁落ちてますが許容範囲でしょう。

        • HA2SE より:

          桁落ち?有効桁数の減少について
          おまけの複雑な計算の3行目
          785 M+ MRC √ +/- + 3 1 (=) – MRC M+
          に具体的な数字を入れ細かく見てみた
          √785 = _________ 28.0178514522
          31-√785 = _______ 2.9821485478
          31-√785-785+785 = 2.982148547
          1行目12桁、2行目 CM M+ 及び + MRC MRC 0 M+ で記憶される値、似た数の引き算で1桁の桁落ちが発生、3行目 – MRC M+ の無駄な計算により、さらに1桁の桁落ち。
          メモリーの値が 785 だから1桁落ちだけどメモリーの値が大きくなれば桁も大きく落ちるのか
          √7850000 = ___________________ 2801.78514522
          31-√7850000 = _______________ -2770.78514522
          31-√7850000-7850000+7850000 = -2770.78514
          2行目の桁落ちはありません。3行目無駄な計算で3桁落ちるようになりました。メモリーの値の整数部の桁数(7)+無駄な計算結果の小数点以下の桁数(5)=12桁になるように小数点以下の桁数が削られるようです。
          無駄な計算の前に大きく桁落ちするように 31 が 2801 だったらの計算は
          √7850000 = __________________ 2801.78514522
          2801-√7850000 = _______________ -0.78514522
          2801-√7850000-7850000+7850000 = -0.78514
          2行目で4桁落ちましたが、無駄な計算でさらに3桁落ちるのは変わりません。(小数点以下の桁数が5桁で変わりません。)2行目は頭から落ちて、3行目の無駄な計算は下から落ちるようです。
          メモリーの値が大きく、記憶される値が小さいほど有効桁数の減少が激しいようなので、こんな計算をしてみました。
          √7850000 = _________________________ 2801.78514522
          √7850000/100000 = _______________ 0.02801785145
          √7850000/100000-7850000+7850000 = 0.02801
          2行目で2桁落ちて、3行目の無駄な計算でさらに6桁落ちました。
          – MRC M+ の計算は計算内容次第で大きく有効桁数の減少があると言えると思います。
          + を押した時表示される値が欠けること無くメモリーに記憶される + MRC MRC 0 M+ には手順が多いなりの利点があったということで、
          CM M+ の代替操作は + MRC MRC 0 M+ を結論とします。
          蛇足、私は良い電卓が買えたので CM M+ の代替操作は 税率 税込 です。昔、近所のディスカウントストアで税抜き799円で買えました。その後しばらく税抜き899円で売ってましたが、今はもう売って無いです。入手困難な型落ちまくり電卓の話をしてすみません。それと連続した空白文字は1つにまとめられるみたいなので無駄なアンダーバーを入れて見づらくなってすみません。

        • HA2SE より:

          ダラダラと桁落ち?有効桁数の減少について書いた文が3日経っても表示されないので(送信ミス?)今回は短く。
          a-b+b の計算を12桁電卓ですると b の整数部の桁数+ a の小数点以下の桁数=12桁になるように a の小数点以下の桁数が削られます。a=0.12345678901 b=12345678 なら、その計算結果は 0.1234 です。
          極端な計算 0.12345678901-123456789012+123456789012 は 0 です。なので、
          CA 123456789012 M+ 0.12345678901 + MRC MRC 0 M+ はメモリーに 0.12345678901 が入りますが、
          CA 123456789012 M+ 0.12345678901 – MRC M+ はメモリーのMマークが消えます。
          よって、CM M+ の代替操作は + MRC MRC 0 M+ を結論とします。一人ボケ突っ込み失礼しました。

  5. 匿名 より:

    けんたさん こんにちは
    電験受験のためシャープEL-942を購入しました。
    μ=4π×10(-7乗)等、指数部はどうされてますか?自分は指数部は電卓で計算しないで
    手計算で行い電卓の表示を読み替えてます。いい方法ありますでしょうか?
    関数電卓が使用禁止だと色々と電卓の使い方も慣れないと大変そうですね。

    • ケンタ より:

      コメントありがとうございます!

      \(10^{-7}\)などの\(10^n\)の形であれば、問題用紙に手書きで約分してしまい、電卓での計算には登場してこないようにしています。
      \(\frac{5^3}{3^3}\)などの約分できない形であれば、電卓を使って対処しています。

      コメント欄だけですとイメージにしにくいかと思いますので、近々記事にしようと思います!
      ネタの提供ありがとうございました。

  6. 匿名 より:

    ケンタさん今晩は

    私の愛用は、SHARP EL-WA21です。1,000円以下で買えて小型でかつCM,RM分離と、逆数計算が簡単『÷=』で可能なことでこれを選びました。
    canon等安い機種の逆数は『÷÷=』としないとダメなので、友人にあげちゃいました。
    今でも電卓があるコーナーで『2÷=』として。逆数が出来るいい機種はないかなと思っています。以外にも100均の電卓で『÷=』逆数できるのが何だかなーっと思っています。

    私は、三種を1年目を電力・機械、2年目理論、3年目法規という順番で昨年合格しました。勉強期間は1月(理論・法規はほぼ勉強してない)、1月(理論中心)、1.5月(法令の暗記部分は、電気書院の『電気設備技術基準とその解釈』に過去15年間に出た過去問すべてマーキングと付箋はりする勉強する方法に切替えた為)、の計3.5月で行いました。
    二種は、今年は充電期間として来年目指して頑張ろうと思っています。
    このサイトに巡り合えた事を感謝しています。ありがとうございました。

    • ケンタ より:

      コメントありがとうございます。

      かなり短期間の勉強で三種を合格されたのですね!
      バックグラウンドをお持ちなのか,地頭が良いのでしょうね。

      充電期間中のどこかで一度過去問でも解いてみて,合格までの時間を逆算してみてください。
      脅かすわけではないですが,二種はレベルアップした試験なので,もしかしたら今からでも始めておかないと来年の合格が難しいかもしれません。

      • 匿名 より:

        コメントありがとうございます。
        自分は頭そんなに良くないですよ~大学に行かなかったくらいですから~
        ただ、30年も前の高校の時に、電気工事士と高圧をとってますが、私のお仕事はまったく強電とは縁がないものですよ~というか趣味とも言いますね。
        私の主観が入ってますが、多岐に渡る法規の暗記方法は、最新の法令をe-GOVでダウンロードして、マーキングするのが一番だと実感しました。
        先日の電気通信主任技術者でも法規はマーキング方式で合格できましたよ~。

    • HA2SE より:

      2 の逆数は、
      カシオを含む全ての計算機で 1 ÷ 2 = の4ステップ
      カシオ以外の逆数計算では 2 ÷ = の3ステップ
      1 を押すか押さないか些細な事なのに
      ÷ = の計算を知っている人ほどカシオで 2 の逆数は
      2 ÷ ÷ = = 又は 2 ÷ ÷ 1 = の5ステップだと勘違いしている人が多いように思います。
      Tom さんも”逆数は「÷÷」の定数計算で代用”と書いてます。
      で、カシオはめんどくせーとなるのですが、実はさほど差異がなかったりします。
      更に逆数の例題 2/(3-2.1) の計算は
      カシオ   3 – 2 . 1 ÷ ÷ 2 =
      カシオ以外 3 – 2 . 1 ÷ = 2 =
      どっちも9回キーを押すのは同じ、いよいよ差異がなくなりました。
      Tom さんも、おまけ~複雑な計算~分母と分子の合体で
      分母 ÷ ÷ RM = の計算をしてます。
      最近では、逆数計算にあまりこだわる必要は無いように考えるようになりました。
      最後に、Tom さん勝手に引用してすみません。

  7. Tom より:

    手元の電卓に√が無いことに気づき、慌てて、このページや他サイトを参考に、MCとG
    TのあるCASIO機を買いました。逆数は「÷÷」の定数計算で代用しなければならないものの、多用しそうな二乗が×=で出来るので。またGTは、√の中に使えそうなので。
    ということで、
    31「M+」
    「AC」 ;GTクリアのおまじない,Mは維持;機種依存かも
    31×= ;31の二乗をGTへ;二乗は機種依存
    4±×5.5×8= ;√の中の残りをGTへ加算
    「GT」√「M-」 ;M=分子
    .1×±=+2 ;分母;「×±」の「-二乗」は機種依存
    ÷÷ ;分母を定数計算子Kに設定;機種依存
    「MR」= ;(M=分子)÷分母;機種依存?
    多少、手数が減ります。
    分子に複数の√の加減算があり、かつ、ルートの中に複数の二乗の加減算がある場合に、GTは便利そうです。式全体を見渡して行けそうと判断してから、になりそうですが。

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