電験を取った後の電気業界での『かっこよすぎる』モデルケース

皆さまお疲れ様です。

電験の勉強をしていると、自分のモチベーションの源泉について考えることがあるかと思います。私の場合は単純な会社からのプレッシャーでしたが、先輩電気主任技術者の実務を自分もやってみたいという思いを源泉として、日々の勉強をしている人も多いはず。

ここで少し視点を変えてみると、そのような先輩事例は身の回りの範囲内のものでしかなく、例えば需要家設備の管理員で電験の勉強をしている人は、送配電設備の主任技術者の人のことなんかは想像もしませんし、実際調べようとしてもなかなか何をしているのかわからないかと思います。

全く異なる設備を担当している主任技術者の人の話を聞くということは、そう簡単にできるものではないです。書店に置いてあるような『設備と管理』でさえも需要家設備中心のトラブルシューティングがメインですので、1主任技術者にフォーカスした専門誌というのはあまり無い印象です。

ということを考えながネットを彷徨っていたら、面白いページを見つけました。しかも、そこは灯台もと暗し的な場所にありました笑

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@電気技術者試験センター

そうです。試験センターにありました笑

普段は

  • 受験申込み
  • 標準解答発表
  • 合格発表
  • 過去問検索

くらいしかHPに来る理由がないですよね。

私が検索で辿りついたページから一度HPトップまで戻り、表から見える範囲でHPの隅から隅まで見たら、確かに検索で辿りついたページの内部リンクバナーがでかでかとが貼ってありました笑

今まで何故気付かなかったのか?と思ったのですが、平成27年度からの取組みらしく、まだ普及活動の段階のようだからかと。

肝心の探していた情報とは?

電気主任技術者電気工事士を法的に必要とする現場で、実際に資格を活用して業務をしている方たちの紹介記事がありました。

先程は需要家設備とか送配電設備というかなりざっくりした分け方をしましたが、こちらのページでは需要家設備でも本当に多岐に分かれた事例紹介をしています。同じ需要家設備でも業務が多様で、読んでいて結構面白いです。

気になる記事は

自分の知らない業界の記事を読むのは面白いもので、基本的にどの記事も興味深かったです。その中でも特に興味深かった記事は、電気管理技術者の方の記事でしょうか。

どうしても電気管理技術者になりたいというわけではないのですが、会社員以外の働き方をしている人には少し憧れます。サラリーを貰わないというリスク(人によってはリスクと感じない人もいるでしょうけど)を負いながらもほぼ完全に自己裁量の仕事ができるというのは、どういった感覚なのでしょうか。

この記事にはそういう点については書かれていませんでした。当たり前ですね笑 

電気管理技術者とは言いつつこの方のキャリアは凄すぎますので、典型的な電気管理技術者とは言えないかなと思います。顧客を45名も抱えているだけでなく電気管理技術者協会の副支部長を務めている上に、竣工検査まで手がけていて、年収は間違いなく1,000万円を軽く超えていると思います。

小さなテナントビルを管理していると、電力会社への契約変更はまぁ電気管理技術者がやるとして、テナントの入れ替えで受電設備の増設工事提案までするものなのでしょうか。知り合いの電気設備設計会社との取次のことを言っているのでしょうか。少なくとも電気管理技術者は対オーナーの折衝に関係する上流の裁きに留まるくらいと思います。

自家用電気工作物の工事に関しては、電気管理技術者は保安の監督という法律で規定されたこと以外に手を動かすことがあるものなのでしょうか。ご存じの方がいらしたらコメント下さい。

電気管理技術者協会での役職手当て

少し下世話な話になります。上記の方ではなく、一般的な協会役職者を想定して書いていきます。

東京電気管理技術者協会は公益社団法人ですので、営利団体とは違って役付きの方々に結構な報酬を出してはいないだろうと思われます。

決算報告書が公開されていましたので、簡単に皮算用してみました。

先ず、前期の支部役職者手当は合計で1,552万円でした。

『役員報酬』でなく、『役職者手当』というという呼称でした。手当ということから、そこまで多くないことが推測されますね。

これは本部以外の10支部に配賦している金額だと思われます。全ての支部の役職者は公表していなかったので、ここからは推測となります。

唯一公表していた群馬支部では、役職者が10名いらっしゃったので10支部で100名と推測されます。ということは

\begin{align}\frac{1,552万円}{10名/支部 \times 10支部}=15.52万円/名\\ \end{align}

となります。

んー、本当に気持ちだけということですね。役職上、定期講習の講師もやっていそうなので、その際は謝礼をもらっているかもしれません。謝礼金に該当する勘定科目は『諸謝金』だと思われます。が、260万ですね。外部講師がいなく支部役職者のみで分けると仮定しても、1名あたりは2.6万円なので、本当に名誉職的な意味合いが強いことが推測されます。

もしくは、それを務めていることで営業に手間がかからないというのがあるかもしれません。というか、書いていてこれのメリットは無視できないのではと思えてきました笑

確かにこういったメリットは有るでしょうが、このレベルの方々は、そういうことを当てにせずに純粋に業界貢献をしたくてやっているのだと思います。

まとめ

ここで視点を変えて、自分のよく知る業界の記事を読むと、特集の開設コンセプトから考えても当たり前ですが、基本的な紹介に終止している印象です。だからこそ、他業界からの人が読んでも障壁なく理解しやすいというのがあるのでしょうけど。

若干ネガティブなことを言いましたが、電験の勉強をしている人であれば基本的に理解できる内容だと思いますので、試験勉強の合間に当ブログと並行して気分転換に読んでみると面白いかもしれません。

次回以降は不定期となりますが、電気管理技術者に関していくつかの側面から3,4記事にかけて考察をしてみようと思っています。今回の記事はそれに対する導入と言うか、布石的に書いてみました。この記事を書いている段階ではファクトだけを簡単に抑えただけですので、詳細を書いていく段階で思わぬ方向にぶれていくかもしれませんが取り敢えず書いてみます笑

それでは次回!

コメント

  1. 田舎ビルメン より:

    長い間、書き込みしてなくてすいません。
    さて、
    “自家用電気工作物の工事に関しては、電気管理技術者は保安の監督という法律で規定されたこと以外に手を動かすことがあるものなのでしょうか。”
    ですけど、本文中の
    “テナントの入れ替えで受電設備の増設工事提案までするものなのでしょうか。”
    が答えでして、提案はしなくても意見は求められることはあるでしょう。というか、
    意見や同意、確認さえ求められない選任者ってナニ?になりますから。
    私如きが現場代理人をした小規模な改装工事ですら最初に選任者とは工事手順、そして工法の打ち合わせをしました。工事中も顔を出して進捗を確認したり、工事そのものを
    確認していました。なんたって竣工後は自分が保守するわけですから。そして現場を知っている電気主任技術者は工事屋が見えないところはいい加減にするのも知っていますから。

    • ケンタ より:

      >田舎ビルメンさん
      お久しぶりです。
      birumanさんのところから来ていただいたのでしょうか?笑
      ありがとうございます。

      田舎ビルメンさんが詳細を書いていただいたのが、正に私が言わんとしていた「工事に関する保安の監督」でした。
      こう工事してもらった方が保守しやすいとか言いますよね普通!

      ただオーナーへの提案は、「オーナーからの一次ヒアリングをして、付き合いのある業者にオーナーに変わって詳細要望を出す」くらいなのかなと思ってます。