電験2種

平成29年度電験2種二次試験の出題予想をしてみた(機械・制御編)

平成29年度 電験2種 二次試験 出題予想 機械・制御

皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。

 

電験2種二次試験まで、あと2ヶ月ちょっとになりましたね。

一次試験の合格を合格ライン下げに頼っている方は、10月20日あたりまでイマイチ身の入らない二次試験準備になるかと思います。が、殆ど準備をしないで一次試験を突破してしまった場合は、1回分を棒に振る可能性が高くなりますので、イマイチ身が入らないとか言っている状況ではないかと思います。

(更に翌年度も失敗してゼロスタートになった場合は、目も当てられません。。。)

 

本日は、まだ二次試験の勉強をしてきていない人に対して、少しアシストできるような記事となります。

ヤマを張るということ

試験をするにあたってヤマを張るということは、全試験範囲を勉強する上でならば単元によって強弱を付けられるので効率的ではありますが、ヤマの部分だけを勉強するのは正直博打に近い行為かと思います。私は競馬とかをやったことはありませんが、そのヤマの掛け方で商売をしている人がいるのは事実で、そういった人たちは如何に自分の掛け方が論理的であるか、実績としてどのくらい当ててきたかを競っているのだと思います。博打の中にも理論があるということですね。

 

今回私は理詰めのアプローチで今年度の機械・制御のヤマを張ってみたいと思います。

言うまでもありませんが、あくまで参考として自己責任でお願いします。

電力・管理のヤマ張りは?

電力・管理は論述問題が比較的多く出題されるので、ヤマ張りが難しいです。

以前の記事では無根拠に太陽光発電設備の系統連系を予想していましたが、その程度です笑

下の方でヤマを貼っていくやり方を電力・管理には適用しにくいと思いますので、別の何か良い方法を思いついたら記事にしてみようと思います。が、そう簡単には思いつかないだろうな、というのが今の感想です。

機械・制御のヤマ張り

前提条件

ヤマを張るにあたっての前提条件を整理しておきます。

  1. 私の主観からの推測をできるだけ排除する
  2. 新制度(平成7年度)以降のデータのみを使う
  3. 論述問題を無視する
  4. 出題分野は直流機・同期機・誘導機・変圧器・パワエレ・自動制御の6つとする

ちなみに、ここまでの文章を書いた時点で、データ整理を全くしておりません笑

これから整理をして、結果を考察していきます。さて、と出るかと出るか、、、

 

電験3種 マークシート 記入 鉛筆
試験本番で適当に数字を選択する前に皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。 試験前で根を詰めているところに、バカげたお話はいかがでしょ...

↑の二の舞いにならないように気を付けます笑

データの整理結果

先ず、平成7~23年度平成24~28年度(直近5年)とで分けて考えます。

ケンタ
ケンタ
今回使用したデータは、最後のおまけで一覧表にまとめておきます。ご自由にお使い下さい。

平成7~23年度における、論述問題を除いた6分野の出題数は以下の通りです。(テーブル1)

直流機
同期機
誘導機
変圧器
パワエレ
自動制御
平成7~23年度
3
3
10
15
10
17
上記の割合で4問出題された場合
0.2
0.2
0.7
1.0
0.7
1.2

1より大きな数字があるのは、論述問題をカウントしていないことに由来します。些細な事ですので、無視して下さい。

また、平成24~28年度における、論述問題を除いた6分野の出題数は以下の通りです。(テーブル2)

直流機
同期機
誘導機
変圧器
パワエレ
自動制御
平成24年度
1
1
1
1
平成25年度
1
1
1
1
平成26年度
1
1
1
1
平成27年度
1
1
1
1
平成28年度
1
1
1
1

データから言えること

次に、テーブル1の3行目と2を合算して、4題の構成割合(単位:出題数)を出してみます。

やっていることのイメージとしては、過去のデータを参照しつつ、直近のデータからどのような傾向を言えるか、というデータを作っています。

この合算をする場合に、テーブル1の3行目にどの程度の重み付けをするか、パターン分けして考えてみます。

「重み1倍」とは、平成7~23年のデータを1年分として、直近5年分と合わせた6年分の平均値を使っています。

「重み2倍」とは、平成7~23年のデータを2年分として、直近5年分と合わせた7年分の平均値を使っています。

直流機
同期機
誘導機
変圧器
パワエレ
自動制御
重み1倍
0.20
0.53
0.78
0.51
0.95
1.03
重み2倍
0.20
0.49
0.77
0.58
0.91
1.05
重み3倍
0.20
0.45
0.76
0.64
0.88
1.06
重み4倍
0.20
0.43
0.75
0.68
0.86
1.08
重み5倍
0.20
0.40
0.74
0.72
0.84
1.09

赤字は各分野の上から大きい4つ、つまり出題される頻度が大きい分野であることを示しています。ここから言えることは、今年度は誘導機・変圧器・パワエレ・自動制御が出題されることが想定されるかも?ということです。

連続して同じ分野から出題されることはあるのか?

先程の想定とテーブル2を比較すると、平成28年度と今年度の想定が全く同じ分野であることが分かります。ここで、「去年度あったことが今年も続くのか?」という疑問を持たれるかと思います。そこで、過去にどの程度同じ分野から連続して出題されたのかを調べてみました。

前提条件にそぐわないですが、論述問題も含めて数えてみると、2年度連続と4年度連続がそれぞれ1回ありました。(詳細は下のおまけの表を参照)また、誘導機・変圧器・パワエレ・自動制御という組合せの年度が、11年と新制度以降のちょうど50%を占めていることも分かりました。

 

これらから言えることは、来年度も誘導機・変圧器・パワエレ・自動制御の組合せとなる可能性を否定できないということです。

まとめ

何とか、それっぽい考察ができてホッとしました笑

 

繰り返しとなりますが、ヤマを当てにすることは博打に近いです。これから二次試験の勉強を始めるという方だけ「自己責任で」参考にして下さい。

次に気になるのは、それぞれの分野でどのような問題形式のものが出てくるかということですが、流石にそこまでは考察できません笑 ここまで来たらその分野の新制度以降の問題を全て解いて下さい!

ケンタ
ケンタ
なお、私はパワエレが苦手でしたので、パワエレを完全に捨てていました笑

それでは次回!

おまけ

新制度以降の出題情報を載せておきます。皆さん独自のヤマ張りにお使い下さい。

凡例 :計算問題 0:論述問題 空白:出題なし

直流機
同期機
誘導機
変圧器
パワエレ
自動制御
平成7年度
1
0
1
1
平成8年度
0
1
0
1
平成9年度
1
0
0
1
平成10年度
1
1
0
1
平成11年度
0
1
0
1
平成12年度
1
1
1
1
平成13年度
1
1
0
1
平成14年度
1
1
1
1
平成15年度
1
1
0
1
平成16年度
1
1
1
1
平成17年度
1
1
1
1
平成18年度
1
1
1
1
平成19年度
1
1
1
1
平成20年度
1
1
1
1
平成21年度
1
1
1
1
平成22年度
1
1
1
1
平成23年度
1
1
1
1
平成24年度
1
1
1
1
平成25年度
1
1
1
1
平成26年度
1
1
1
1
平成27年度
1
1
1
1
平成28年度
1
1
1
1
平成29年度
1
1
1
1

こうやって見ると、論述問題は平成15年度以降出題されていないんですね。

POSTED COMMENT

  1. 無名 より:

    論説は捨てろとの言ですが、近年火力⇒水力⇒火力⇒水力と交互で発電分野が出題されております。
    火力発電に山を張ってあたっておくのはかなり有益だと思いますが、いかがでしょうか?

    • ケンタ より:

      >名無さん
      コメントありがとうございます!

      今回の記事は機械・制御のヤマとなります。
      電力・管理ですと確かに火力は頻出ですので、対策をしておいた方が良いと思ってます。

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