皆さまお疲れさまです。ケンタ(@den1_tanaoroshi)です。
最近、続けざまに2種電工に関する記事を書きまくっています笑
https://den1-tanaoroshi.com/start-in-denkou2
https://den1-tanaoroshi.com/tactics-in-denko2
https://den1-tanaoroshi.com/course-in-denko2
明らかに勉強以外のことでオーバーワークですが、あと1記事(←この記事のこと)だけ書いたら暫くは試験勉強に集中しようと思います。
今回は、2種電工の筆記試験講座を受けてきた話について書きます。
講座選びで押さえておきたいポイント
前回は費用対効果の観点から2種電工講座を受けるべきかどうかを考えていました。
https://den1-tanaoroshi.com/course-in-denko2
その際に、定量化できないメリットについてはメリットゼロとして除外していましたが、定量化できないメリットでも学習効果が高そうなものは講座を選ぶときに押さえておきたいものです。
そこで今回は、人生で初めて講座を受けてきた経験から、ココは結構重要というところをピックアップしてみました。ピックアップしたところを中心に講座を選んでいくことで、後々の過去問演習がサクサク進んでいくようになります。
工具や器具があるか
2種電工の筆記試験と言えど、実物をイメージできていないと解けない問題がよく出題されます。参考書の写真で覚えても良いのですが、やはりモノを見せてもらいながら、ときには触りながら学習できると記憶の定着が良くなります。
質問をできるか
授業で分からなかったところを休み時間に質問できるかというのは、分からないことをきちんとその場で消化して、講座後にスムーズに独りで過去問を解き始められるか、という点で重要になってきます。
少なくないお金を払って受講するので、会場にいる間は1分たりとも無駄にしない姿勢でいることが必要です。
TACの筆記試験講座に参加してみました
参加した経緯
TACの参考書は電験3種だけでなく2種電工の方も使いやすいだろうということで、2種電工の参考書はTACの「みんなが欲しかったシリーズ」を選んでいます。
https://den1-tanaoroshi.com/tactics-in-denko2#i-5
また、手先が致命的に不器用な私は技能試験を無事に突破するために、技能試験講座を受講しようと当初から決めていました。
参考書を出版しているTACは技能試験講座を開いていたので、同じ参考書を使って講座も進めていくことから申し込んでみました。加えて、TACは筆記試験講座も開いているようだったので、せっかくなので筆記試験講座も受講することにしました。
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TACの筆記試験講座は工具もあって質問もできる
TACの筆記試験講座は先ほど挙げた
- 工具や器具がある
- 質問できる
というのに対応しています。
講座の会場の前方にはケーブル、工事器具(電線管や配線用遮断器、圧着ペンチ)、測定機器などがずらーっと並んでいました。
写真に撮ってこられませんでしたが、会議室にあるような長机サイズで4台分くらいのモノが置いてありました。
これらを使いながら説明してくれますし、休み時間には手に取って確認できるので、記憶の定着がスムーズになりました。
力点を押さえた解説をしてくれる
2種電工は図記号やら法規やら工法やら、覚えることがとても多いです。
過去問を解いているとわかることですが、電験3種以上に2種電工では、1つの考え方について毎年微妙に異なる角度から出題されてきます。参考書を読めば一覧表などでまとめられているものの、
- どこの部分を押さえればいいのか
- どのように覚えればいいのか
というのが独学だと受験生任せになりがちです。
こういうときに先生の力点を押さえた説明があると、簡単に覚えられて後々の過去問演習が非常にスムーズになります。
詳しいことはここでは余り書けませんが、個人的には
- リングスリーブの選択と刻印の覚え方
- 絶縁電線の許容電流の覚え方
が秀逸でした。特に前者は技能試験にかなり使える覚え方だったので、これを知れただけでも大きな収穫でした。
偏った情報を使っての整理は危ない
先ほどのリングスリーブが良い例です。
私は受講する前に2020年下期を腕試しのつもりで受けていました。もちろん採点後は、1問1問
- 正答をなぜ選べなかったのか
- 他の選択肢はなぜ不正解なのか
というのを調べて、知識の穴を埋める作業をしました。知識問題であればこの方法は正攻法であるものの、表などの暗記問題についてはどの角度から覚えておくべきかというのは本当に悩ましいです。
運の悪いことに2021年下期の問題は、CV 5.5sq×3本についてのイレギュラーな暗記問題が出題されたこともあり、イレギュラーな部分を頻出部分と同程度のレベルで覚えようとしていました。しかも、ロジカルにではなく単純に数字をそのまま暗記という方法でです。
こういう非効率な暗記を回避できるのも講座の良いところかなと思います。
まとめ
2種電工では講座を利用した方が費用対効果が良いことを前回の記事で考察しましたが、今回はもう少し掘り下げて、どういったタイプの講座を選べばいいのかというのを記事にしてみました。
たまたまTACは
- 工具や器具がある
- 質問できる
という条件に合致しましたが、全国の講座を探せばTACよりも良いところを見つけられるかもしれません。ホームページの情報だけで選ぶのではなく、分からないときは電話で質問をして決めていってはいかがでしょうか。
筆記試験が近づいてきましたので、少し更新をお休みして、次回は技能試験の内容を書いていこうと思います。
それでは次回!